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アクセス解析ツール5選|Webサイト改善の使い方と選び方【2026】

2023.12.22

アクセス解析ツール5選|Webサイト改善の使い方と選び方【2026】

Webサイトの問い合わせを増やしたいとき、最初にやるべきことはページを作り直すことではなく、いまどこで読者が離れているかを計測することです。アクセス解析ツールを入れると、流入元・閲覧されたページ・滞在時間・離脱箇所といったデータがそろい、直すべき箇所を推測ではなく数字で決められるようになります。

本記事では、Webサイト改善に実際に効くアクセス解析ツールを5つ、役割ごとの使い分けとあわせて解説します。無料で始められるものから、CVR(問い合わせ率)を直接動かすものまで、導入の順番つきで整理しました。

この記事の要点

  • Webサイト改善に必要なアクセス解析ツールは5種類。GA4とサーチコンソールの無料2つで土台を作り、ヒートマップ・Looker Studio・EFOを課題に応じて足す。
  • 2026年10月時点で、流入前の分析(サーチコンソール)と流入後の分析(GA4)は別ツール。片方だけでは離脱の原因を特定できない。
  • 旧ユニバーサルアナリティクスは2023年7月に計測を終了済み。切り替えていないサイトはデータが3年以上欠損している。
  • ヒートマップは全ページではなく、流入上位10〜20ページと問い合わせ直前のページに絞るのが費用対効果が高い。
  • 株式会社キャンバスは2012年創業・第15期。DX活用支援・体験型デジタルコンテンツ開発・自社パッケージで累計1500件超の実績をもとに、計測設計から改善実行まで一括で支援している。

アクセス解析ツールとは?Webサイト改善でまず入れるべき5つ

アクセス解析ツールとは、Webサイトへの流入元・閲覧ページ・滞在時間・離脱箇所などの行動データを収集し、改善すべき箇所を特定するためのツールである。感覚や社内の声ではなく実際の数字で優先順位を決められるため、Webサイト改善の出発点になります。

ツールは大きく5種類に分かれ、それぞれ見られる範囲が違います。まずは無料の2つで土台を作り、課題が具体化してから残りを足すのが失敗しない順番です。サイト全体の作り直しを検討している場合は、Webサイトリニューアルの費用と手順も並行して確認しておくと、計測で得た課題をそのまま設計に反映できます。

最初に見るべき指標はどれ?まず4つに絞る

ツールを入れた直後につまずくのは、画面に数字が多すぎて何を見ればいいか分からなくなることです。最初の1〜2ヶ月は、次の4指標だけに絞って構いません。

指標 どのツールで見る 何が分かる 改善の打ち手
検索結果での表示回数 ②サーチコンソール そのキーワードで検索結果に載っているか 載っていなければ記事・ページを作る
クリック率(CTR) ②サーチコンソール 載ってはいるが選ばれているか タイトルと説明文を書き直す
主要ページの閲覧数と離脱率 ①GA4 読まれているか、途中で離れていないか 冒頭とページ構成を直す(③で位置を特定)
問い合わせ数 ①GA4(コンバージョン設定) 最終成果が出ているか フォームを直す(⑤で項目別に特定)

この4つを月次で並べると、課題がどこにあるか切り分けられます。表示回数は多いのにクリック率が低いなら直すのはタイトルと説明文、クリック率は普通なのに問い合わせが増えないなら直すのはページ本文とフォームです。原因の階層を間違えると、作業量のわりに成果が出ません。

当社では支援の立ち上がり時に、この4指標を1枚のダッシュボードにしてから改善に入ります。順位の推移を継続的に追う方法は検索順位チェック方法まとめ、自社の閲覧数が妥当な水準かは企業サイトのPV数の目安で確認できます。

①Googleアナリティクス(GA4)|流入元と行動を無料で把握する

Googleアナリティクス(GA4)の画面

>>Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、アクセス解析ツールの定番です。無料で使えるにもかかわらず、流入元・訪問者の属性、ページごとの閲覧数・滞在時間・離脱率まで一通りそろいます。Webサイトを公開したら最初に設置すべきツールで、ここが入っていないと他の施策の効果検証ができません。

注意点が1つあります。2023年7月に旧ユニバーサルアナリティクス(UA)の計測が終了し、GA4へ完全に移行しました。以前から設置したまま切り替えていないサイトは、2026年10月時点で3年以上データが取れていない状態です。管理画面を開いて当月のデータが入っているかを必ず確認してください。

GA4で最初に見るべきは「どのページが読まれているか」と「どこで離脱しているか」の2点です。自社サイトの数値が平均的なのか判断しづらいときは、企業サイトのPV数の目安と照らし合わせると位置づけが分かります。

→初心者向けGA4設定方法の資料をダウンロードする

②Googleサーチコンソール|検索結果での「見られ方」を知る

Googleサーチコンソールの画面

>>Googleサーチコンソール

サーチコンソールは、検索エンジンからの流入状況を分析する無料ツールです。GA4がサイトに入ってからの行動を見るのに対し、サーチコンソールは入る前――検索結果での表示回数・クリック率・掲載順位を扱います。この違いが重要で、「表示はされているがクリックされていない」ページはサーチコンソールにしか現れません。

主な用途は次の3つです。

  • 検索キーワードごとの掲載順位・表示回数・クリック率の確認
  • ページごとのインデックス状況(検索結果に載っているか)の確認
  • サイト内のセキュリティ上の問題・手動対策の有無の確認

表示回数が多いのにクリック率が1%を下回るページは、タイトルと説明文を書き直すだけで流入が伸びる余地があります。狙うキーワードの決め方は検索ボリュームの調べ方とキーワード選定、順位の定点観測の方法は検索順位チェック方法まとめにまとめています。検索結果の表示形式そのものを理解したい場合はSERPsとGoogle検索結果の表示機能も参考になります。

③ヒートマップツール|ページ内のどこで離脱したかを可視化する

ヒートマップツールの画面

>>ミエルカヒートマップ(株式会社Faber Company提供)

ヒートマップツールは、訪問者の行動をページ単位で可視化するツールです。GA4では「そのページに30秒滞在した」までは分かりますが、ページ内のどこを読み、どこで離れたかは分かりません。ヒートマップはこの空白を埋めます。

  • 熟読エリア:どこがしっかり読まれているか
  • 終了エリア:どのあたりで離脱しているか
  • クリックエリア:どこが押されているか(押せない箇所が押されていないか)

「長い記事を書いたのに問い合わせが増えない」ケースでは、ヒートマップを見ると冒頭3画面で大半が離脱していることが多く、改善すべきなのは記事後半ではなく冒頭だと分かります。見方と分析手順はヒートマップとは|見方・分析手順で詳しく解説しています。

導入のコツは、全ページに入れないことです。流入上位10〜20ページと問い合わせ直前のページに絞れば、費用を抑えたまま判断に必要なデータがそろいます。

④Looker Studio|レポート作成を自動化して運用を止めない

Looker Studio(旧Googleデータスタジオ)は、GA4とサーチコンソールのデータを1枚のダッシュボードにまとめられる無料ツールです。これは「新しく計測する」ツールではなく、見るのをやめないためのツールです。

アクセス解析で最も多い失敗は、ツールを入れたのに誰も管理画面を開かなくなることです。毎月手作業でスクリーンショットを貼ってレポートを作っていると、3ヶ月で止まります。Looker Studioで一度ダッシュボードを組んでおけば、見たいときに最新の数字が出ている状態を保てます。

最低限そろえる指標は、流入数・検索クリック数・主要ページの閲覧数・問い合わせ数の4つです。この4つが1枚で並ぶと、「流入は増えたが問い合わせは増えていない」といった判断が月次で即座にできます。レポートの読み解きや改善の打ち手まで含めて外部に任せたい場合は、Webサイト制作・改善の支援サービスをご覧ください。

⑤フォーム改善(EFO)ツール|最後の1歩の離脱を減らす

EFOは「Entry Form Optimization(入力フォーム最適化)」の略で、問い合わせ・資料請求・会員登録などのフォームの完了率を上げるためのツールです。

フォームは成果に最も近い場所にあるぶん、小さなストレスが大きな損失になります。EFOツールを入れると、どの入力項目で離脱しているか、どのエラーが頻発しているかが項目単位で分かります。

  • 入力項目の削減・並び替え・レイアウト改善
  • 入力エラーの発生箇所の特定と削減
  • 送信完了率(フォーム到達後のCVR)の改善

カートやCRMに付属のフォームを使っている場合はその機能内で改善できますが、自社で独自に作ったフォームには計測が入っていないことが多く、ここが手つかずのまま残っているサイトは珍しくありません。BtoBサイトで問い合わせ数を伸ばす全体像はBtoB企業のSEO対策|売上を増やす手順と期間で解説しています。

5つのツールはどう使い分ける?役割別の比較

ツール 分かること 費用 導入の優先度
①Googleアナリティクス(GA4) 流入元・ページ別の閲覧数・滞在時間・離脱率(サイトに入ってから) 無料 最優先。未導入なら今日入れる
②Googleサーチコンソール 検索キーワード別の順位・表示回数・クリック率(サイトに入る前) 無料 最優先。GA4と同時に設置
③ヒートマップツール ページ内の熟読・離脱・クリック位置 月額(無料枠あり) 改善対象ページが決まってから
④Looker Studio ①②を1枚にまとめた月次ダッシュボード 無料 運用が止まりがちなら早めに
⑤フォーム改善(EFO)ツール フォームの項目別離脱・エラー・完了率 月額 問い合わせ直前の離脱が課題なら

上から順に導入すれば無理がありません。無料の①②だけでも、改善すべきページの特定はできます。③以降は「どのページを直すかは決まったが、ページ内のどこを直すか分からない」段階で足すツールです。

解析ツールを入れたのに改善が進まないのはなぜ?

理由はほぼ1つで、計測と改善施策が切り離されているからです。ツールは「どこが悪いか」を示しますが、「どう直すか」は示しません。数字を見て終わってしまうと、半年経ってもサイトは変わりません。

改善を回すには、次の3つをセットで持つ必要があります。

  • 計測:GA4・サーチコンソールで現状と課題ページを特定する
  • 仮説:ヒートマップ・EFOで、そのページの何が原因かを絞る
  • 実行:キーワード選定・ページの作り直し・内部リンク設計まで手を入れる

社内に実行の手が足りない場合は、分析結果の解釈とレポート作成自体を生成AIで効率化する方法もあります。実際の活用の形は中小企業のAI活用事例5選とAI・システム開発にまとめています。サイト全体の方向性から見直す段階であれば、集客できるWebサイトリニューアルとリニューアルの費用と手順が設計の下地になります。

自社サイトの数字をどう読めばいいか判断に迷う段階であれば、無料相談で現状のGA4・サーチコンソールのデータをもとに、改善の優先順位だけお伝えすることもできます。

この記事を書いた会社について

数字を見るだけで終わらせない。改善の実行まで伴走します

株式会社キャンバスは2012年創業のデジタルクリエイティブ/システム開発会社です。GA4・サーチコンソールの計測設計からレポート設計、ページの作り直し、SEO/GEO設計までを一貫してご支援しています。DX活用支援・体験型デジタルコンテンツ開発・自社パッケージの累計実績は1500件超です。

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よくある質問

Q. アクセス解析ツールは無料だけで足りますか?

A. 流入元・ページごとの閲覧数・検索キーワードの把握までは、GA4とサーチコンソールの無料2つでほぼ足ります。2026年10月時点で有料ツールが必要になるのは、ページ内のどこで離脱したかを見るヒートマップと、フォーム単位の離脱を減らすEFOを本格的に回す段階からです。

Q. GA4とサーチコンソールはどちらを先に入れるべき?

A. 同時に入れて連携させるのが最短です。GA4はサイトに入ってからの行動、サーチコンソールは入る前の検索結果での見られ方を扱うため、片方だけでは改善の原因究明ができません。

Q. ヒートマップは全ページに入れる必要がありますか?

A. 不要です。流入が多い上位10〜20ページと、問い合わせ直前のページに絞って計測すれば十分に判断できます。全ページ計測はデータ量と費用が増えるだけで、改善の意思決定は速くなりません。

Q. 解析ツールを入れたのにPVが増えません。何が足りない?

A. 計測と改善施策が切り離されているケースがほとんどです。ツールは「どこが悪いか」を示すだけなので、検索キーワードの選定・ページの作り直し・内部リンク設計までセットで回す必要があります。

Q. 解析ツールの設定や分析を外部に任せられますか?

A. 可能です。株式会社キャンバスでは2012年の創業以来、DX活用支援・体験型デジタルコンテンツ開発・自社パッケージで累計1500件超の実績があり、GA4の初期設定からレポート設計・改善実行までを一括でご支援しています。

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運営:株式会社キャンバス(canvas-works.jp)— AIを前提に価値をつくるデジタルクリエイティブ/システム開発企業。体験型コンテンツ開発・AI開発・自社パッケージ(ぬりえスタジアム/バッティングヒーロー/デジスポ/フライングペイント/フォトフォトAI/ディノコア創世記)を展開。

最終更新:2026年10月5日|執筆・監修:株式会社キャンバス(キャンバスラボ編集チーム)。2012年創業・第15期。DX活用支援・体験型デジタルコンテンツ開発・自社パッケージの累計実績は1500件超。

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