2023年度版・新卒採用向けキャッチコピー事例、厳選8選!
新卒採用サイトのトップページに載せる「採用キャッチコピー」。
現代では学生のほとんどがインターネットで情報を収集するようになっています。求人サイトや募集要項で情報を吟味した後に学生が見に行くのが、その企業の採用サイトです。
学生に興味を持ってもらうためには、一番最初に一枚の「絵」と「キャッチコピー」が必要になります。しかし、企業側として学生に刺さるような、自社をうまく表現したキャッチコピーを考えようとしてもなかなか思いつかないもの。
そんな時は他社の切り口やキャッチコピーを参考にしましょう!
今回は、業界別に学生に刺さるキャッチコピーの事例をまとめました。ぜひ、御社のキャッチコピー作成時の参考にしてください。
Cygames
最高のコンテンツを作る会社
Cygamesは「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンのもとユーザーにとって面白いゲームを一緒に作る仲間を募集しています。
ゲームが大好きでしょうがない人に向けて、自分がやっても他人がやっても最高に面白いコンテンツ(ゲーム)を一緒に提供していこうという、ストレートなメッセージとなっています。
また、コンテンツ作りへの強い想いと、信念を持った人に来てほしいといったCygamesからのメッセージを発信しています。
>> Cygamesの採用サイト
大和ライフネクスト
大和ライフネクストの採用サイトでは、最初に「」の何もセリフがない吹き出しを出した後に、そこにいろいろな言葉が入れられるようなキャッチコピーにしています。
誰かの真似をするのではなく、自分なりのやり方や価値観を持ち、自分がどうありたいかを考えてカッコイイやつになろうというメッセージを送っています。
また、一見わかりにくいですが、「 」、ツケテいこうぜ。は読み上げると「カッコつけていこうぜ!」となり、「どうあり隊」の隊員募集へと続いています。
個を大切にする社風をうまく表現したキャッチコピーの事例となります。
>> 大和ライフネクストの採用サイト
丸紅
自社の名前である丸紅の「丸」の部分について、丸いはずなのに個性を持つとがった丸になれ、というギャップを持たせることで興味を引くキャッチコピーとなっています。
キャッチコピーのところに「MESSAGE」のリンクがあり、クリックすると「とがった丸になれ、丸紅」の意味や採用応募者に向けたメッセージが展開します。
「丸は丸、とがった丸など存在しない」という既成概念を覆し、世界が見たことのない答え、〇を丸紅で見せていこう、と訴えかけます。
ちょっとしたなぞかけから、メッセージ性を持ったギミックを持たせて興味を引く事例となります。
>> 丸紅の採用サイト
電通
広告業界でトップシェアを誇る電通の採用サイトのキャッチコピーです。
募集ページの真ん中に「キミはどんな先駆者になる?」という文字が縦書きで書かれ、周りにはドアに入ろうとしているさまざまな人が描かれています。
下にスクロールすると、「誰も見たことがない景色」を目的地にしてはどうかというオファーをしています。
広告の先駆者である電通において、社員一人一人が先駆者になることで、応募社もその一人になろうという誘いをしています。
何かの分野で時代の先駆けになっている場合に、自分(応募者)も続こうと誘いかけるようなキャッチコピーになっています。
>> 電通の採用サイト
オリエンタルランド
日本最大級のレジャー施設を運営するオリエンタルランド採用サイトのキャッチコピーです。
多くの人に夢と感動を与えることを企業使命としているオリエンタルランドが共に働いてほしいと思う人はやはり、感動を与えたいという気持ちに共感してもらえる人です。
ゲストの夢をカタチにして、かけがえのない瞬間を想像し続けるという想いがキャッチコピーに滲み出ています。
エンターテイメントを取り扱う企業にとって参考になるキャッチコピーとなります。
>> オリエンタルランドの採用サイト
サントリーホールディングス
「やってみなはれ」はサントリーグループのあらゆる事業や活動の根底にある価値観を表しており、開拓者精神やチャレンジ精神を重視しています。
また、単なるチャレンジ精神ではなく、広い視座を持って考え抜き、何をすべきかを決め最後までやり抜いて結果を出す。この志、覚悟、責任を備えた人だけが「やってみなはれ」の実践者になれると代表の新浪氏は言います。
5代目となる今の社長に至るまで、脈々と受け継がれる初代社長の「やってみなはれ」精神。一貫性のあるメッセージが社風と起業精神をうまく表現しています。
初志貫徹の精神や、企業を立ち上げた時の強い想いがある場合は、こういった一言をキャッチコピーにするのも方法の一つです。
>> サントリーホールディングスの採用サイト
三井住友銀行
銀行というと「堅い」「安定」という印象を持ちそうなものですが、三井住友銀行は「前ならえがきれいな集団は、つまらない」と集団を否定し個を尊重するメッセージを発信しています。
三大メガバンクらしからぬ意表をつくコピーで採用を検討している学生の印象に残り、なぜかを考えるよいきっかけになります。
また、このコピーの特徴として「いい子」と「いい個」で韻を踏んでおり、耳の残りやすいキャッチコピーとなっています。
ちなみに、キャッチコピーが出る前の一瞬のメッセージもなかなか強烈です。
ある種のアンチテーゼを持って、現状の他の競合他社との差別化を図るというのも、キャッチコピーを創る上での一つの手法です。
>> 三井住友銀行の採用サイト
大成建設
「地図に残る仕事。」は採用サイトのみならず、企業コンセプトとして有名なキャッチコピーです。
どんな仕事がしたいか、という問いかけに対して、自分が地図に残る仕事をするんだという明確な答えがあり、尊く責任ある仕事であるということが想起されます。
また、採用サイトではさらに【「地図に残る仕事。」とは】と、地図に残る仕事の説明が展開されています。
この仕事をすることでどうなるかを具体的に志望者にアピールしています。
「どんな仕事をしたいか」の答えを一段、掘り下げて、具体的な内容を提示するというのも、キャッチコピーを創る際の手法の一つです。
>> 大成建設の採用サイト
見た人の記憶に残るキャッチコピーを創ろう
今回は業種、業界別に、見た人の心に残るメッセージ性のあるキャッチコピー8選を紹介しました。
「企業がよさそうな人材を選ぶ」というのはもう昔の話で、今はいかにマッチング度の高い人材と企業が出会えるか、というのが重要な課題となってきています。
そんな中、キャッチコピーの重要性も相対的に高まっており、より見た人の記憶に残ってもらう内容でありつつ、企業文化をうまく表現した内容が求められます。
キャッチコピーは「どんな人に来てもらいたいか」を想定しつつ、来てもらいたい人に刺さる自社ならではのキャッチコピーを作成するようにしましょう。
キャッチコピーを作成できたら次に必要なのは採用サイトです。
参考になる採用サイトについてはこちらの記事をご参照ください。
>> 参考になる採用サイト事例まとめ厳選8選【2022年度最新版】
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。