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無料で使えるURL短縮サービス7選!WordPressならプラグイン「Pretty Links 」の選択肢も
2022.05.06

メルマガやTwitterなどで自社サイトのURLを載せようとしたら、リンクの文字数が多すぎて載せられずに困ったことはありませんか?
そんな時に役立つのが、URLの短縮サービスです。
Twitterなどでも「bit.ly」から始まる短いURLを見たことがあるかと思います。これらは短縮URLと呼ばれ、URL短縮サービスで元の長いURLを短く置き換えて文字数を短縮しています。
長い文字列を使いたく無い時には重宝するサービスですが、Googleが提供していた短縮URLサービスgoo.glがサービス終了してしまったように、いきなりサービスが使えなくなるといったデメリットも存在します。
そこで今回は、短縮URLサービスのメリットやデメリット、おすすめの短縮URLサービスや、WordPressを使っている際におすすめ短縮URLプラグインを紹介します。
目次
短縮URLサービスのメリット
まずは短縮URLサービスのメリットについてみていきましょう。
短縮URLサービスは、元のURLをサービスを提供している会社のデータベースに保存して、短いURLに置き換えることができます。
仕組みとしては、短縮URLサービスで発行したドメインで作られた短いURLをユーザーがクリックすると、そのリンクを経由した後に元のリンクに遷移してからユーザーに該当のサイトを表示します。これをリダイレクトといいます。
文字数制限がある場合に短いURLで展開できる
短縮URLサービスで発行した短いURLを使用すると文字数を圧縮できるため、Twitterであれば140文字以内に収め易くなりますし、メルマガであれば改行や折り返しなしにURLを展開することが可能となります。
クリックのカウントができる
短縮URLツールの多くにはクリックカウント機能がついており、短縮したURLがいつ、どれくらいクリックされたのかを閲覧できるようになっています。
URLを短縮したいという目的だけでなく、メルマガなどで特定のリンクがどれくらいクリックされているかを調べたい時にも短縮URLサービスが活用できます。ただし、クリック計測については利用するサービスによっては利用できなかったり、出来ることに差があります。
短縮URLサービスのデメリット
次に短縮URLサービスを利用するデメリットについてみていきましょう。
サービス終了することがある
短縮URLサービスを利用する時の一番のデメリットであり、リスクとなるのが、使っている短縮URLサービスが将来的にサービスを終了することがある、という点です。
実際に、過去にピクシブ株式会社が運営していた「p.tl」や、Googleが運営していた短縮URLツール「Google URL Shorter」も2022年現在、すでにサービスを終了しています。
Googleの「Google URL Shorter」は管理画面もついていてクリックカウントも測定でき、非常に使いやすいツールだったのですが、残念ながらサービスが終了してしまいました。
「Google URL Shorter」については、管理画面は利用できなくなったものの、すでに発行済みのURLについては意図したリンクにリダイレクトできるようになっています。しかし、「p.tl」はサービスが終了した際に、何百万件もの短縮URLがリンク切れとなり問題になりました。
発行された短縮URLは基本的に、サービスを提供している会社のドメインになったうえでURLが短縮されるので、サービス終了時にはリンク切れとなり、掲載URLの再設定や置換作業が発生します。
独自ドメインで展開できない
先ほども少し触れましたが、無料で使える多くの短縮URLサービスは運営元で用意しているドメインに置き換えられてしまいます。(https://bit.ly/○○○など)
bit.lyなどは有名なサービスなので「これは短縮URLだな」気づく人も多いかもしれませんが、マイナーな短縮URLサービスの場合などは、ぱっと見でどんなサイトに飛ばされるかわからないため、ユーザーが変なリンクを踏まないようにと、リンクのクリックを敬遠してしまう恐れがあります。
また、メルマガなどで短縮URLを利用する場合に多いのが、メーラーが短縮URLサービスをスパム扱いしてしまい、メールの到達率が下がってしまう可能性があります。
おすすめの短縮URLサービス7選
以上のメリットとデメリットを踏まえた上で、おすすめできる短縮URLサービスを7つ、ご紹介いたします。
Bitly
Bitly
「Google URL Shorter」なきあと、筆頭のURL短縮サービスとなっているのが「Bitly」です。
上記画面の下にある「shorten your link」の部分に短くしたいURLをコピー&ペーストで入力して、すぐ右の「Shorten」をクリックすれば「https://bit.ly/~」から始まる短縮済みのURLを入手できます。
無料で使えて操作も簡単なので、Twitterなどをはじめ多くのユーザーに活用されています。
なお、無料で登録すると、短縮したURL50個までアクセスを解析できるようになります。
計測もなかなか正確ではあるのですが、これまでどれくらいクリックされたかの「total」と直近一か月のクリック数がグラフで見れるのみで、期間を指定してレポートを出したりする機能はついていません。また、短縮URLを一回設定すると、削除も修正もできなくなります。
有料プランにアップグレードすると、50個までの短縮URL生成個数の上限が撤廃され、URLのカスタマイズも可能になります。
Ow.ly
Ow.ly
「Ow.ly」はカナダのHootsuite社が運営する短縮URLサービスです。
こちらはSNSでの利用に特化していて、TwitterやFacebookのアカウントを紐づけた上で無料ユーザー登録を行うことでサービスを利用できます。
また、アクセス解析については有料プランのみとなっていますので、「どれくらいクリックされてるかも無料で知りたい」もしくは「クリックカウントは知れなくていいから、面倒な登録なしでぱぱっとURLを短縮したい」という場合はBitlyの方がおすすめです。
TinyURL
TinyURL
「TinyURL」は、アメリカにあるTinyURL LLCが2002年から運営している老舗の短縮URL作成サービスです。
Googleが初の海外拠点として日本の渋谷の一角に拠点をおいたのが2001年9月1日のこと。当時はまだGmailもGoogleマップもYouTubeもありませんでした。
「TinyURL」はその1年後にサービスを開始しており、20年以上前からずっと短縮URLサービスを提供し続けているので、最近できたばかりのサービスに比べると、いくばかりかの安心感はあると言えるでしょう。
クリックカウントなどを確認するためのアクセス解析機能はついていませんが、ユーザー登録無しでさっと短縮URLを作成できます。
ux.nu
ux.nu
「ux.nu」はゲヒルン株式会社が無料で提供している短縮URL作成サービスです。
これまで紹介したのはすべて海外製でしたが、「ux.nu」は日本の会社が作成したサービスで、2010年から提供されており歴史もそこそこ古いです。
また、「ux.nu」の特徴としてリダイレクト時にクッションページの有無を設定が可能です。
「設定」「運営会社」「デベロッパー」とある3つのリンクの一番左、「設定」のリンクをクリックすると、クッションページの設定画面に遷移します。
なお、URLのカスタマイズ機能やユーザー登録、アクセス解析などは行えない仕様となっています。
is.gd
is.gd
「is.gd」はユーザー登録不要で利用できる短縮URLサービスです。
リンクもシンプルならUIもシンプルな「is.gd」。ユーザー登録機能も無いのですが、実はログ解析機能もついてます。
やり方は至って簡単。トップページにアクセスしたら、元リンクを貼り付ける右下にある「Further options/custom URL」をクリックします。
出てきたオプション画面で、任意の短縮URLを設定の上、「Log statistics for this link」にチェックを入れて「Shorten!」ボタンをクリックします。
短縮URLが生成されたページの下にあるリンクをクリックします。
短縮前のURLの下に「I want to see statistics for this URL」というURLがあるのでこちらをクリックします。
「今日」「今週」「リンクを生成してから現在まで」と「1ヶ月ごとのグラフ」という、なんともざっくりしたログ解析データですが、上記手順にてログ解析も可能になっています。
ただし、設定した短縮URLの文字列がわからなくなってしまうと解析データへのページにもアクセス出来なくなってしまうため、「is.gd」でログ解析も行いたい場合は、Googleスプレッドシートやエクセルを使って、どのURLをどんな目的で設定したかを管理しておくようにしましょう。
ちなみに、「is.gd」は以下の画像のリンクよりQRコードの生成も可能です。
cutt.ly
cutt.ly
「cutt.ly」は短縮URLを生成できる以外に、アクセス解析機能やQRコードの生成も可能です。ただし、短縮URL機能は無料で利用できますが、アクセス解析機能は有料プランとなります。
ちなみに、右上のプルダウンで言語が選べますが、日本語を選んでもイマイチ日本語にはちゃんと変換されません。日本語で読みたい場合はChromeのブラウザを使用して「右クリック」→「日本語に翻訳」を使うと便利です。
00Min(ゼロミン)
00Min
00Min(ゼロミン)は、数少ない日本で運営されているURL短縮サービスです。さまざまなURLを「00m.in/+5文字」のURLに変換できます。
他の短縮URLサービス同様、ユーザー登録をしなくても00m.inドメインで短縮URLを発行できますが、有料のプレミアムサービスを利用することで、独自ドメインやアクセス解析データを利用できます。
もちろん無料でも活用できますが、注意点として無料の場合は生成した短縮URLの有効期限が1年のみという制約があることに留意しましょう。
WordPress用ならプラグイン「Pretty Links」が便利!
ここまで、無料で使える短縮URLサービスを紹介してきましたが、ほとんどのサービスは独自ドメインにしたりクリックカウントを獲ろうとすると有料プランを選択せざるを得ない、もしくはサービスが提供されていない状態です。
という3点を無料で行おうとすると、既存の短縮URLサービスでは現状、実現不可能となっていますが、唯一、WordPressを利用している場合はプラグインを導入することで上記3点とも実現が可能となります。
導入するプラグインの名前は「Pretty Links」で、以下のリンクより入手可能です。もしくは、お持ちのプラグイン検索ページから「Pretty Links」をコピー&ペーストで検索してください。
Pretty Links
Pretty Linksの使い方
Pretty Linksの使い方は至って簡単です。

Pretty Linksの使い方
1.
自分がわかりやすいリンクのタイトルをつける。
(例:商品バナーAの短縮リンク)
2.
遷移先の元リンクを貼り付ける
3.
任意の文字列を入力する
4.
右上のUPDATEボタンをクリックする
これで独自ドメインの短縮URLが発行されます。
生成した短縮URLは、作成画面の「3.」の右にあるアイコンでコピーも可能ですし、URL登録後の一覧画面からも取得できます。
Pretty Linksでアクセスログを確認する方法
次にPretty Linksでアクセスログを確認する方法について紹介します。
Pretty Linksの管理画面、一覧ページから「Clicks」の列の数字をクリックしましょう。
Pretty Linksのアクセス解析で見ることが出来るのは「IP」「クリックされた時間」「クリックされた短縮URL」「リファラー」です。
特筆すべきはリファラーの部分で、Pretty Linksでは「生成した短縮URLがどのページでクリックされたか」を調べることができます。
例えば、サイトの全ページにPretty Linksのリンクを設置した場合に、いつ、どのページで該当の短縮URLをクリックされたかを見れます。
ただし、クローラーや他のクリックカウントも混じっているようで、すべてが人によるクリックかというには怪しい部分ではあります。
以下、特定のページに設置したPretty Linksの短縮URLアクセス解析データとなりますが、実際にクリックされているのは「2021lpbtob」のページ(長いURL)の2件のみとなります。(なぜならば、そのページにしかリンクを設置していないためです。)
環境によってクリックデータが正確にとれないというデメリットはありますが、どこでクリックされたかがわかるというのはメリットの1つだと言えるでしょう。
環境によって使う短縮URLツールを使い分けよう
今回は無料で使えるURL短縮サービス7選と、WordPressブログを運用している際に活用できるクリック計測機能付き短縮URLプラグイン「Pretty Links 」について紹介しました。
短縮URLを活用したい場合に、その目的は用途は大きくわけて以下のような目的があります。
しかし、上記2点の目的を達成するためにいざ、短縮URLツールを使おうとすると、
など、無料だと制限がかかっていたり、短縮URLツールによって「できる」「できない」が存在します。
どの短縮URLツールも一長一短があるため、自身が短縮URLツールを使う目的が何かを明確にした上で、どの短縮URLツールを使ったら良いかの参考にしていただければ幸いです。
なお、WordPressブログを使っている場合に限り、「URLを短縮する」「独自ドメインで展開する」「クリック計測を行う」の3点を、無料のWordPressプラグイン「Pretty Links」を導入することで実現可能です。
環境に合う場合は、ぜひPretty Linksの導入も検討してみてください。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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