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PNGとJPEGの違い|透過・容量・画質の使い分け早見表【2026】

2022.04.25

PNGとJPEGの違い|透過・容量・画質の使い分け早見表【2026】

Webサイトやデジタルサイネージの制作で必ず向き合うのが画像です。ところが一口に画像といってもJPEG・PNG・GIF・TIF・BMP・WebP・AVIFと形式が多く、「どれを使えばいいのか」「なぜ同じ写真なのにファイルサイズがこんなに違うのか」で手が止まりがちです。

本記事では、PNGとJPEGの違いを圧縮方式・透過・色数・データ容量の4点から整理し、Web用と印刷用でどう使い分けるかを早見表つきで解説します。2026年9月時点の実務で主流になりつつあるWebP・AVIFの扱い方まで含めてまとめました。

この記事の要点

  • PNGは可逆圧縮で透過に対応、JPEGは不可逆圧縮で約1,677万色の写真が軽い。用途が正反対の形式です。
  • PNGは色数と透明度の違いでPNG-8(256色)・PNG-24(約1,677万色)・PNG-32(約1,677万色+256段階の透明度)の3種類に分かれます。
  • 同じ写真をPNG-24とJPEG(画質80)で書き出すと、ファイルサイズは3〜10倍の差が出ます。
  • 2026年9月時点のWeb表示用ではWebPが標準選択肢で、JPEG比で2〜3割軽量化できます。
  • 当社が2026年に改修したサイトでは、画像のWebP化と適正サイズ書き出しだけでLCPが約40%短縮しました。
  • 株式会社キャンバス(2012年創業・第15期)は体験型デジタルコンテンツとAI活用支援を累計1500件超手がけています。

本記事は、商業施設・博物館・イベント向けの体験型デジタルコンテンツやAI活用支援を累計1500件超手がけてきた株式会社キャンバス(2012年創業・第15期)が運営するキャンバスラボ編集チームが、現場の制作実務をふまえて解説します。Webサイト・デジタルサイネージ・AI画像生成まで、用途に合った画像フォーマット選びはコンテンツの品質と表示速度を直接左右します。

PNGとは?特徴と3つの種類

PNGとは、色を失わずに元の状態へ戻せる「可逆圧縮」方式と透過(透明度)に対応した、Web利用を目的に設計された画像フォーマットである。

PNG(ピング)は、色のついた小さな点=ピクセルを敷き詰めたデータで、同じ色をひとつのグループにまとめて圧縮・保存します。そのため境界線がはっきりしたロゴ・アイコン・図解・スクリーンショットに向いています。ロゴやアイコンの配色設計についてはカラーマーケティングとは|企業HPの配色と色彩心理、制作の考え方はコミュニケーションデザインとは|事例でわかる進め方もあわせてご覧ください。

可逆圧縮の利点は、圧縮して保存しても品質が落ちず、元の状態に戻せることです。あわせて特定の一色を透過させたり、ピクセルごとに透明度を設定できる点がJPEGとの決定的な違いになります。

PNG-8・PNG-24・PNG-32の違い

PNGは扱える色数と透明度の違いによって「PNG-8」「PNG-24」「PNG-32」の3種類に分かれます。同じ画像でもデータ容量が数倍変わるため、用途に合わせて書き出し設定を選んでください。

種類 利用可能色 透過 データ容量 向いている用途
PNG-8 256色 ◯(半透明は不可) 軽い アイコン・ロゴ・単色図版・ボタン
PNG-24 約1,677万色 × 重い 色数の多いイラスト・透過不要の図解
PNG-32 約1,677万色+256段階の透明度 ◎(半透明可) 最も重い 影やぼかしを含む透過素材・UIパーツ

PNG-8は最も軽量ですが色情報が少ないため、コンテンツと透明部分の境目がギザギザになりやすい点に注意が必要です。PNG-24は写真やグラデーションも扱えるものの、同じ写真をJPEGで書き出した場合と比べてファイルサイズが3〜10倍になることがあり、Web掲載には向きません。影やぼかしのある透過素材が必要なときだけPNG-32を選ぶ、という順番で判断すると失敗しません。

JPEGとは?圧縮の仕組みと得意な画像

JPEG(ジェイペグ)は「不可逆圧縮」方式の画像フォーマットです。人間の目が違いを認識しにくい情報を削除してデータを軽量化するため、保存するたびに情報が失われ、圧縮前の状態には完全には戻せません。

JPEGの利用可能色数は約1,677万色で、写真やグラデーションを含む画像を軽いままきれいに見せられるのが最大の強みです。逆に、色の境界がはっきりしたロゴやイラスト、文字の多いスクリーンショットでは輪郭のまわりにモヤのようなノイズ(モスキートノイズ)が出やすくなります。高精細な写真をAIで生成・量産する手法はフォトフォトAIとは|イベント向け画像生成サービスでも紹介しています。

JPEGの画質設定はどこまで下げられる?

下記は同じ写真を画質100と画質10で書き出した比較です。ファイルサイズは300KBから23KBへと約13分の1になっていますが、縮小表示では色むらがわかる程度で、写真としては十分に成立しています。

画質100(ファイルサイズ 約300KB)

JPEG画質100で書き出した写真 ファイルサイズ300KB

画質10(ファイルサイズ 約23KB)

JPEG画質10で書き出した写真 ファイルサイズ23KB

実務では画質75〜85が最もバランスの取れた設定です。当社がWeb制作で書き出す写真素材は、この範囲で統一したうえで後述のWebPに変換しています。

PNGとJPEGの違いは?早見表で比較

PNGとJPEGに共通するのは「圧縮している」という点だけで、圧縮の考え方も得意な画像もほぼ正反対です。違いを一覧にまとめました。

比較項目 PNG JPEG
圧縮方式 可逆圧縮(劣化しない) 不可逆圧縮(保存のたびに劣化)
透過処理 ◯(PNG-8・PNG-32。PNG-24は不可) ×
利用可能色数 PNG-8:256色/PNG-24・32:約1,677万色 約1,677万色
データ容量(写真) ×(JPEGの3〜10倍) ◯
データ容量(ロゴ・図解) ◯(PNG-8が最小) △(ノイズが出て容量も増えやすい)
輪郭がくっきりした画像 ◯ ×
写真・グラデーション △(PNG-24/32のみ対応) ◯
再編集・再保存 何度でも可 繰り返すほど劣化
主な用途 ロゴ・アイコン・図解・透過素材 写真・バナー・サムネイル

画像変換ツールでPNGをJPEGに変換しようとして、うまくいく場合とそうでない場合があるのは、同じ「.png」でも前述の3種類が存在し、透明度情報の扱いが異なるためです。透過を含むPNG-32をJPEGへ変換すると、透明部分は白または黒で塗りつぶされます。

2026年はWebP・AVIFを使うべき?

結論として、Webサイト表示用の画像はWebPへの置き換えを推奨します。2026年9月時点で主要ブラウザはすべてWebPに対応しており、JPEGと同等の見た目のまま2〜3割軽量化でき、さらにPNGと同じく透過も扱えるためです。

形式 圧縮 透過 容量の目安(同じ写真) 2026年9月時点の位置づけ
JPEG 不可逆 × 100%(基準) 配布・入稿・メール添付など互換性重視の場面
PNG-24/32 可逆 ◯(32のみ半透明) 300〜1,000% ロゴ・図解・透過素材の原本
WebP 可逆/不可逆どちらも可 ◯ 70〜80% Web表示用の標準。まずここへ統一
AVIF 不可逆(高圧縮) ◯ 50〜65% 重要なメインビジュアルに限定して併用

AVIFはWebPよりさらに小さくなりますが、変換処理に時間がかかり、古い環境や一部の編集ソフトで開けないことがあります。実務では「サイト全体はWebP、トップページのキービジュアルなど枚数の限られた重要画像だけAVIFを併用」という運用が現実的です。なお書き出した画像ファイル名やCSVが文字化けする場合はCSVが文字化けする原因と対処法|Excel・Mac対応を確認してください。

GIF・TIF・BMPはどう使い分ける?

PNG・JPEG以外にも実務で目にする拡張子があります。それぞれの向き・不向きを整理します。

GIF

GIF(ジフ)は256色の可逆圧縮形式で、ロゴ・ボタン・単色イラストに適しています。最大の特徴はコマを重ねたアニメーション画像を作れることです。ただし色数の制約から写真には向かず、短い動きの表現は近年MP4やWebPアニメーションに置き換わりつつあります。UIに動きを付ける制作テクニックはAdobe XDの使い方|HTMLコーディング時短のコツが参考になります。

TIF

TIF(ティフ)は解像度の高い写真を劣化させずに保管するための形式です。デジタルカメラの保存形式や印刷入稿で使われます。JPEGと違って復元が可能ですが、データ容量が非常に大きくWeb掲載には使えません。

BMP

BMP(ビーエムピー)はMicrosoft Windows向けに作られた画像形式です。圧縮せずに保存することが多くデータ容量が大きいため、こちらもWeb上での利用には向きません。

用途別の使い分け|Web・印刷・サイネージ

Webサイトで使う場合

写真・バナー=JPEG(画質75〜85)→ WebPへ変換/ロゴ・図解・透過素材=PNG(できればPNG-8)が基本形です。

画像が重いとページの読み込みが遅くなり、離脱率が上がります。画像の軽量化はサイト表示速度に直結し、ドメインパワーとは|無料の調べ方と上げる方法でも触れているとおりSEO評価にも影響します。当社が2026年に改修したコーポレートサイトでは、画像のWebP化と適正サイズへの書き出しだけでLCPが約40%短縮しました。画像最適化を含むサイト全体の表示速度改善はAI×DX支援(Web制作・SEO・DXコンサルティング)として承っています。

見落とされがちなのが書き出しサイズです。表示幅800pxの枠に4,000pxの画像を入れても、画面上の見え方はほとんど変わりません。表示幅の2倍(高精細ディスプレイ対応分)までに抑えて書き出すだけで、容量は大きく下がります。改善の効果測定にはWebサイト改善に導入したい解析ツール4選が役立ちます。

印刷素材として使う場合

写真=JPEG(画質100・圧縮しすぎない)/ロゴ・図版=PNGまたはベクター形式を使います。

ポスターやチラシなど紙に印刷する場合、重視されるのはデータの軽さではなく解像度です。一般的な印刷物では350dpi前後が必要で、Web表示用の約4倍の情報量になります。Web用に圧縮した画像を印刷に流用すると、輪郭がぼやけたり網点が目立ったりするため避けてください。大判出力を伴う展示演出の考え方はデジタルアート展示の費用相場と事例|制作会社の選び方も参考になります。

デジタルサイネージ・体験型コンテンツで使う場合

大型スクリーンやサイネージでは、視聴距離が長い一方で1枚あたりの表示面積が大きいため、フルHD(1920×1080px)または4K(3840×2160px)の実寸で用意するのが原則です。投影やリアルタイム合成で重ねる素材には透過が必須になるため、PNG-32を使います。当社では、画像認識やセンサー連動で画像を動かす画像認識の体験型コンテンツや、デジタルコンテンツとは|特徴と活用事例で紹介している各種コンテンツを累計1500件超の制作実績にもとづいて開発しています。運用フローや費用感はデジタルサイネージコンテンツの費用と事例|制作の流れにまとめました。大型スクリーンや常設展示向けの企画・制作についてはデジタルコンテンツ開発もあわせてご覧ください。

画像を書き出す前のチェックリスト

  • 写真か、ロゴ・図解か。写真ならJPEG系、図版ならPNG系を選ぶ。
  • 透過が必要か。必要ならPNG-8を優先し、半透明が要るときだけPNG-32にする。
  • 表示幅の2倍以内のピクセル数で書き出しているか。
  • Web掲載用はWebPに変換したか。JPEG比で2〜3割軽くなる。
  • ファイル名は半角英数字とハイフンのみか(日本語ファイル名は文字化けの原因になる)。
  • alt属性に画像の内容を説明するテキストを入れたか。

当社が2026年に実施したWebサイト改修では、この6項目の徹底だけでトップページの総容量が約55%削減されました。株式会社キャンバスは2012年の創業以来、Web制作・体験型デジタルコンテンツ・AI活用支援を累計1500件超手がけています。

よくある質問

Q. PNGとJPEGはどっちが軽い?

A. 写真やグラデーションを含む画像はJPEGのほうが圧倒的に軽く、同じ写真で比べるとPNG-24の3〜10分の1程度に収まります。一方、色数の少ないロゴ・アイコン・図解ではPNG-8のほうが軽くなります。「写真=JPEG、ロゴと図解=PNG」が容量面での基本的な判断軸です。

Q. PNGを透過したまま軽くするには?

A. 透過が必要な画像は、まずPNG-8(256色)で書き出せるかを試し、半透明のグラデーションが必要な場合だけPNG-32を使います。さらに軽くしたい場合は、透過に対応しているWebP形式で書き出すのが2026年9月時点での定番です。PNG-32からWebPへ変換すると、当社の制作案件では平均で60〜80%程度ファイルサイズが削減できています。

Q. JPEGは何回も保存すると画質が落ちる?

A. 落ちます。JPEGは不可逆圧縮のため、開いて保存し直すたびに情報が失われ、輪郭にモヤ(モスキートノイズ)が蓄積します。編集途中のデータはPSDやTIFなどの可逆形式で保管し、書き出しのときだけJPEGにするのが安全です。

Q. WebPやAVIFに全部置き換えるべき?

A. Web表示用はWebPへの置き換えを推奨します。2026年9月時点で主要ブラウザはすべてWebPに対応しており、JPEGより2〜3割軽くなるうえ透過も使えます。AVIFはさらに軽量ですが変換に時間がかかるため、まずはWebP、トップページのメインビジュアルなど枚数の限られた重要画像だけAVIFを併用する運用が現実的です。ただし印刷入稿やメール添付など配布用途では、互換性の高いJPEG・PNGを使い分けてください。

Q. 印刷用の画像はPNGとJPEGどちらで渡せばいい?

A. 印刷所の指定がなければ、写真はJPEG(画質100・CMYK変換前の元データ)、ロゴや図版はPNGまたはベクター形式(AI・SVG・PDF)で渡すのが無難です。印刷では画面表示の約4倍にあたる350dpi前後の解像度が必要になるため、Web用に圧縮した画像を流用しないよう注意してください。

Q. 画像を軽くするとSEOに効果はある?

A. あります。画像はページ容量の大部分を占めることが多く、Core Web VitalsのLCP(最大コンテンツの描画)に直接影響します。当社が2026年に改修したコーポレートサイトでは、画像のWebP化と適正サイズへの書き出しだけでLCPが約40%短縮し、モバイルの直帰率が改善しました。

まとめ

PNGとJPEGの違いは、突き詰めると「可逆圧縮+透過のPNG」と「不可逆圧縮+写真に強いJPEG」という設計思想の差です。ロゴ・図解・透過素材はPNG、写真とバナーはJPEG、そしてWeb表示用は2026年9月時点の標準であるWebPへ変換する。この3段構えを覚えておけば、日常の制作業務で迷うことはほとんどなくなります。

画像フォーマットの選定からWebサイト・デジタルサイネージ・体験型コンテンツの制作まで、お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

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運営:株式会社キャンバス(canvas-works.jp)— AIを前提に価値をつくるデジタルクリエイティブ/システム開発企業。体験型コンテンツ開発・AI開発・自社パッケージ(ぬりえスタジアム/バッティングヒーロー/デジスポ/フライングペイント/PhotoPhotoAI/ディノコアジェネシス)を展開。

最終更新日:2026年9月22日|監修:キャンバスラボ編集チーム。株式会社キャンバス(2012年創業・第15期)は、AI活用支援・体験型デジタルコンテンツ開発・自社パッケージ(ぬりえスタジアム/バッティングヒーロー)を主力に、商業施設・博物館・イベントのDX/集客支援を累計1500件超手がけてきました。画像フォーマットの選定からデジタルコンテンツ制作まで、お気軽にご相談ください。

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株式会社キャンバスは、Webサイトの制作・改修において画像の書き出し設計から表示速度の改善までを担当しています。WebP化やCore Web Vitals対応を含むサイト改善を、2012年創業・累計1500件超の実績をもとにご提案します。

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