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売上を増やすのためのSEO対策【BtoB中小企業向け】
2021.05.27

目次
SEOとは?

SEOとは、「Search Engine Optimization」といいます。それぞれの頭文字をとってSEOと呼ばれています。SEOは直訳だと「検索エンジン最適化」となります。「検索エンジン最適化」とは、検索エンジン(GoogleやYahoo!など)内であるキーワードを検索した際に、自分たちのサイトやブログなどを上位に表示させることです。検索エンジンは、検索結果をどのような順番で表示するか独自の判断基準を持っており、それに近づける必要があります。
検索結果の上位に表示させて、サイトへの流入者数アップ、最終的にコンバージョン数(成果)増加や企業の成長を目指しましょう。
中小企業向けSEOとは?
中小企業向けSEOとは、BtoB・BtoCに特化したSEO対策方法のことを指します。中小企業向けのSEO対策は、個人向けの対策とは戦略が異なりますので、中小企業は中小企業向けのSEO対策を行う必要があります。
対策としては、オウンドメディア(注1)を使い、Googleの検索エンジン(SEO)とSNSで無料集客しながら「売上を増やす」仕組みを作る。そうすることで、自社メディアの集客力だけで会社の売上を増やすことが可能になります。注1:オウンドメディアとは、自社で保有、運用するWebサイトを指します。
BtoB中小企業がSEO施策を行うメリット
BtoB企業がSEO施策に取り組むと多くの効果が得られます。他の施策も踏まえたコミュニケーション戦略を考慮することで、効率的に製品・サービスを伝えることができます。以下の4つのメリットについて詳しく解説していきます。
- 中長期的に安定した集客が見込める
- 高いブランディング効果を得られる
- 検討段階に応じたターゲット戦略が立てやすい
- 情報収集時の候補に挙がる
中長期的に安定した集客が見込める
SEOの集客効果を感じる状態になったら、中長期的なSEO集客基盤が構築できたと言えます。上位表示のための労力(コンテンツ作りなど)は必要ですが、SEOの上位表示になることは無料です。変動はありますが、SEOの検索結果で上位表示になると、中長期的に順位を維持することができるので、広告と比較して長期スパンでの集客が見込めます。
高いブランディング効果を得られる
悩みを検索したユーザーに対して、悩みを解決することができる質が良いコンテンツを提供できた場合、ユーザーから高い信頼を得ることができます。また、SEOで上位表示されることによってWebサイトとユーザーとの接触機会が増えれば、特定の業界で専門性のある会社として認知度を高められ、貴社サービスを想起する可能性が高まります。
検討段階に応じたターゲット戦略が立てやすい
SEO戦略を考える上で重要なのは、検討段階に応じた集客キーワードをリストアップすることです。情報収集段階とサービス比較段階のキーワード検索は異なります。検討段階ごとのキーワードを戦略的に選定し、コンテンツ作成を行います。検討層別に集客キーワードを明確化することで、施策の優先順位も決めることができます。
情報収集時の候補に挙がる
SEO対策によるWebサイトの運営に力を入れておけば、検索結果で上位表示しやすくなるため、例えばコンペ依頼先の情報収集箇所として見つけてもらいやすくなります。特に、ライバル企業の商品やサービスの特徴が自社と類似している場合、交渉担当者は提案内容から自社にとってベストなものを選びます。
中小企業がSEO対策で売上を増やす方法とは?
オウンドメディア業界でも、中小企業より大企業が有利なのは変わりありません。知名度がある大企業のオウンドメディアに、中小企業のオウンドメディアが勝つのはなかなか難しいでしょう。
しかし、中小企業でも大企業にはない自社の導入事例やお客様の口コミをコンテンツ化していけば、オウンドメディアで売上を増やすことは可能となります。
BtoB企業のコンテンツ化は「企業の導入事例」
例えば、WEB制作会社であれば、WEBに関する知識をオウンドメディアでコンテンツ化してアクセス数を増やしていく集客方法を思い付くでしょう。WEBに関する知識を発信することで、WEBで悩んでいるターゲット層を集客し、最終的にはWEBの相談のお問い合わせ獲得に結び付けます。
しかしWEBの知識に関するコンテンツは、「今すぐWEB相談をしたい人」が集まる記事ではありません。WEBの知識などをまとめた、いわゆる「HOW TO記事」と呼ばれる記事は確かに爆発的なアクセス数は稼げますが、すぐに売上に結び付くコンテンツではありません。それにHOW TO記事は、既に大手企業が独占していることも多く、今から中小企業がコンテンツ化して上位表示させるには、かなりの工程と時間がかかります。今すぐ売上を増やしたい場合には向かない施策でもあります。
そこでHow to記事の作成は後回しにして、BtoC企業は「お客様の口コミ」を、BtoB企業は「企業の導入事例」をコンテンツ化することをおすすめします。導入してくれた企業や自社の商品・サービスを購入したお客様の導入事例をコンテンツ化することで、導入してくれるターゲット層を集客できます。
導入してくれたお客様や企業のコンテンツを見てくれる人は、少なからず購入意欲や導入意欲のあるお客様や企業の可能性が高いです。お客様の口コミや企業の導入事例は、アクセス数の変化はそこまで生まれませんが、売上に結びつきやすいターゲット層をピンポイントで集客できるようになります。
どのくらいの期間でSEO対策の効果が出るか?
SEO対策の効果が出るまでの期間ですが、新設したサイトであれば半年~1年ほどかかると言われています。また、これまでSEO対策を行ってきたサイトなら、1カ月で上位化を達成する事もあります。あるいはサイト開設後、数年経過している場合は、Googleから一定の評価を受けているため、SEO対策を実施することで3か月前後で効果が表れることがあります。
※上記は目安の期間となるため、必ず3か月前後、または半年~1年ほどSEO対策を行えば上位化するということではございません。
SEO対策に関して解説しましたが、費用をかければ結果がでる広告とは違い、効果を出すには長期的な視点による戦略構築が必要になります。
まとめ

SEO効果を高めるためには、コンテンツ作成はもちろん、様々な視点で施策を打つことが重要です。今回、ご案内したのはコンテンツSEOに関してとなり、コンテンツSEOとコンテンツマーケティングはどちらも見込み顧客がターゲットですが、それぞれの施策がターゲットにしている層は異なります。
コンテンツSEOは、検索エンジンからの流入を期待するため、多くの場合はテキストコンテンツがメインです。一方で、コンテンツマーケティングの目的は、コンテンツを通じて顧客との関係性を深め、自社の商品やサービスを理解してもらうことなので、コンテンツの内容やチャネルも様々です。自社の目的に応じて、適切な施策を検討してください。
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