【徹底解説】 ニアショア開発・オフショア開発とは?

2021.06.04
【徹底解説】 ニアショア開発・オフショア開発とは?

ニアショアとは?

ニアショアとは

ニアショアとは、ニア=近い、ショア=岸、つまり国内の地方などに、比較的近い距離の場所にある企業に外注することをいい、海外にある企業などへ外注するオフショア開発が、オフ=離れる、ショア=岸、ベトナムなどの海外に開発を頼むことをいいます。

ニアショアの対象になるのは国内の地方都市で九州地方の沖縄や福岡、東北地方の青森や北海道などです。ニアショアでは、首都圏と比較して安価で外注することができるだけではなく、オフショアのように言葉の壁といったデメリットがないのもポイントです。

ニアショア・オフショア開発を上手に活用することで、コストを削減し自社での開発が難しい場合にも、複数のプロジェクトを円滑に進めることが可能になります。




エンジニア常駐への安心感が大きく変化

2021_エンジニア常駐への安心感が大きく変化

2021年システム開発エンジニアが常駐だという認識は、テレワークが浸透し活⽤することで大きく変わりました。

コロナ前には近くにいる方が安心と、多数の外注常駐エンジニアSES(システムエンジニアリングサービス)を抱えていた企業も、緊急事態宣言を受けて在宅テレワークに移行。この状況でも開発業務に支障がないと確認できたのが2020年。今年2021年は新規外注パートナーを地⽅まで広げて活⽤しようという動きが出てきました。

常駐しないため⾸都圏の必要性ない事、割安に高レベルのエンジニアが活⽤できる事で、地⽅システム会社の社内チームとのテレワークでのニアショア開発利用が拡大し始めています。

ニアショア開発のメリット

ニアショア開発のメリットとしては、「コスト削減」です。外注する場合、首都圏から少し離れた企業に依頼すると、費用がはるかに安く済むことがあります。オフショアとは違い、エンジニアは日本人なのでコミュニケーションや開発環境の大きな違いがないので、品質を保ちながら多数のプロジェクトを同時進行できることが非常に大きなメリットと言えます。

国内ということもあり、時差なく開発やコミュニケーションが行えることも大きなメリットです。また、ニアショアでは、首都圏で不足しているエンジニアを地方で募集することができ、エンジニアや地方にいる希少な人材を採用しやすくなるのもメリットのひとつです。

日本は地震が多い為、リスク回避の一環としてニアショアや地方の支社を活用している企業も多くあります。

ニアショア開発のデメリット

ニアショア開発は、オフショアほどのコスト削減にならないという点が挙げられます。オフショア開発(ベトナムなど)は、日本より安く非常に優秀な人材を雇うことができます。
それに対し、日本では優秀な人材は東京に多く、また地方でも優秀な場合は同じように高い場合が多く、特にコストが削減できるわけでは無いという結果になることもあります。

具体的に首都圏とニアショアどのくらい違うか

東京都とその他地方の賃金を比較しました。厚生労働省によると、現在の最低賃金は以下のようになっています。

東京最低賃金時間額:1,013円・沖縄最低賃金時間額:792円

ここに例に挙げた最低賃金の違いだけでも、1ヶ月(22日)、最低賃金で8時間働く場合は東京(178,288円)、沖縄(139,392円)で、東京と地方では約4万円ほどの差が出ます。オフショア開発のように物価が東京の3分の1とはいかないですが、コスト削減になります。

ニアショアとオフショアどちらがいい?

ニアショア_オフショア_どちら

ニアショアとオフショアの大きな違いは、「国内と海外」という外注先の違いです。

言語や文化の異なる外注先と円滑なコミュニケーションをとるためには、単に仕事のスキルだけではなくコミュニケーションスキルや言語能力、そして異文化理解など多種の勉強や知識が必要となります。

しかし、オフショア開発先に経験豊富なPMやエンジニアが揃っていれば心配する必要はありません。

またオフショア開発では、どの国で開発を行うかが非常に重要なポイントです。かつての新興国が発展して、コスト削減のメリット少ない国も増えてきました。

その点ニアショアでは、国内なのでコスト面に関する情報収集も海外と比べて容易です。開発委託先のエンジニアの方である程度は顧客の要望汲み取ったり、開発や製品のセオリーを適用して実装をしてくれることが期待できます。

時間を合わせて時差なく開発、定期的に直接合わなければならないなど、ニアショア開発で時差がない方が安心です。

コストのメリットとしては、オフショア開発の方が圧倒的に良いですが、時差や、リモート環境で問題なければオススメです。

このように、ニアショアとオフショアには、多くの違いがあります。人事担当者は、コストメリットだけでなく、工数なども考慮し、さまざまな面から検討し適した人材を配置してください。

まとめ

まとめ

ニアショア開発もオフショア開発もそれぞれメリット、デメリットがあるため、予算や制作物に合わせてしっかり検討が必要です。

弊社ではオフショア開発(ベトナム)、ニアショア開発(富山県)、首都圏での常駐(東京都)も含め、優秀なエンジニアを活用したソフトウェア開発・サービス開発/保守運営が可能です。検討している方は、ぜひ弊社へご相談ください。

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