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LP運用におけるアクセス解析と改善ポイント
2021.10.26

アクセス解析でGoogleアナリティクスを利用している方は多いと思います。しかし、直帰率やページビュー数などの数字を確認するだけになっていませんか?
LP(=ランディングページ)制作において公開後のアクセス解析がとても重要です。今回はGoogleアナリティクスなどのツールを使ったアクセス解析の方法と、サイト改善の方法をご説明します。
目次
アクセス解析が必要な理由

通常のWebサイトでは他のページをアピールしてサイトを回遊させたり、事業内容を知ってもらいます。しかし、LPはユーザーが一番最初に訪れるページで、商品やサービスに特化した1枚だけのページとなり購入や資料請求・お問い合わせしてもらうことが目標(CV=コンバージョン)です。目標達成のためにはLPで訪れたユーザーの行動を把握・分析し逃さないことがポイントです。
- アクセス解析では、Googleアナリティクスだけでなくヒートマップを使うことでより詳細な分析が可能です。
- 参考記事 【BtoBマーケティング】ヒートマップ活用で ランディングページの最適化
Googleアナリティクスとは

GoogleアナリティクスとはGoogleが提供している無料で利用できるアクセス解析ツールです。ページに流入したユーザーの、年齢・性別やページへの導線、何人がみているかなど、ユーザーの行動を把握し改善のための分析を行うことができます。LP制作後の改善に必要となる解析箇所で最低限チェックしたい部分を紹介します。
LPのアクセス解析

LPの分析にはセッション数・直帰率・コンバージョン数(CV)・コンバージョン率(CVR)が重要です。
セッション数
LPに訪問数を表します。
例えば、LPを訪問し離脱したが、再び同じLPを訪問した場合セッション数は2回。しかし離脱後に30分以内に戻ってきた場合、セッション数は1回です。セッション数が少ない=LPを見られる回数が少ないということなので、広告運用など流入経路を考え直す必要があります。
直帰率
LPに訪問したがCVには至らずに離脱したユーザーの割合がわかります。
直帰率が高いと離脱が多いということです、ファーストビューを改善や有益な情報を提供する必要があります。
コンバージョン数とコンバージョン率
- CVは購入や問い合わせをしたユーザー数です。
- CVR(コンバージョン率)=CV(コンバージョン)÷セッション数(訪問数)
- セッション数は増えたが、CVRは変わらない場合は、大勢を離脱させていることになるので改善が必要です。
- 「セカンダリディメンション」を使い「参照元/メディア」で流入しきた経路や流入前のサイトを知ることができます。
クリック数と検索順位
LPのクリック数と検索順位をチェックします。またGoogleアナリティクスとGoogle サーチコンソールを連携させておく必要があります。
クリック数が多いということは、サイトへの流入数が多いのでサイト改善の際に伸びしろが大きいということです。Google検索結果からLPがクリックされた数と、平均掲載順位(検索クエリ毎の順位を平均した順位)の指標は常にチェックしておきます。
クエリとはそのLPに何とを検索して入ってきたかのワードのことです。「LP」「BtoB」2つのワードの検索した時の平均順位。掲載順位が高いページはクリックされやすくなり流入数が多いので、改善した後の運用時にはチェックしておきましょう。また、掲載順位をあげることがSEOの目的です、平均掲載順位が上がることはSEO対策にもつながります、改善後に順位が高くなれば成果にも影響します。
Googleサーチコンソールとは
GoogleサーチコンソールはGoogle検索のの状況とサイトの問題点など「LPに来る前の問題」を確認できます。

LPの改善方法

アクセス解析の目的は、LPの課題や問題点を発見することです。LPの改善で必要なデータは以下の4項目です。
- 流入経路
- フォームへの遷移
- 年齢/性別
- 時間帯/曜日
流入経路
流入する前に見ていたページを知り、ユーザーが興味を持つ内容をLPに盛り込むことができます。また広告、オーガニック検索やSNSなど、さまざまな流入の中でLPとの相性はどの流入経路が良いのかを分析できます。
2ページ目遷移(フォームへの遷移)
総流入のうち、何人のユーザーがどのページに遷移したかを示すデータです。LPにおいてはフォームへの遷移率がわかるデータになります。フォームへの遷移率が高いがCVに至らない場合、フォームの入力が多いまたは入力しづらく、離脱している場合が多いなど、可能性を考えることができます。EFO対策を行いましょう。
EFO(=入力フォーム最適化)とは、Webサイトに設置した入力フォームをユーザーが入力しやすいように最適化する施策です。
年齢/性別
年齢や性別を軸に、LPへのセッション・コンバージョン率・コンバージョン構成分析することで、実際のユーザーを検証できます。検証することでペルソナ像や施策のズレがないか、また意外なユーザー属性からのコンバージョン率が高いなどがわかります。
時間帯/曜日
ユーザーが訪れる時間帯や1週間の中で、いつアクセスやコンバージョン率が増減するのかが確認できます。何曜日の何時ごろが流入が多いのかなどを特定し、流入量にあわせてコンテンツやデザインの改善も可能です。
まとめ

LPの正確なアクセス分析・確度の高い改善を行うために、ぜひGoogleアナリティクスやGoogle サーチコンソール・ヒートマップなどのツールを活用してみてください。LPは、購入や資料請求・問合せを目的のページです。売れるLPにするために、分析を行って原因を追求した上で改善を試みてください。
LP制作は公開後の分析改善が重要です。売れるLP制作なら弊社までお問い合わせください。