「ご査収ください」をビジネスメールで使う時の正しい使い方と意味!類語も使い分けて誤用に注意しよう

2022.04.19
「ご査収ください」をビジネスメールで使う時の正しい使い方と意味!類語も使い分けて誤用に注意しよう

ビジネスメールを送っているときに「ご査収くださいませ」という表現が使われますが、実はよく意味が分かってないまま使っていたりしませんか?

なんとなく「ご査収」ということばを使っていると、場合によっては誤用だったり間違っていたりして、知らないうちに恥ずかしい思いをしてしまっていることもあります。

ビジネスパーソンとしてふさわしい言葉使いができるように、今回は「ご査収ください」の意味使い方についてご紹介します。




ご査収ってどういう意味?

「ご査収ください」は少し硬い言い回しで、口頭ではあまり使用されずメールや送付状などの書面で使用されます。意味としては「ご確認ください」と同意なのですが、確認してほしい何かと一緒に文面で添えられています。

メールであれば添付ファイルが一緒についていたり、FAXや送付状であれば送付物や書類などが一緒に同封されています。

「ご査収ください」と言っている場合は単に確認してほしいというよりもう少し厳(おごそ)かで、「こちらでも確認はしましたが万が一間違いがないかどうかそちらでもしっかり確認してください」といったニュアンスが含まれます。

「ご査収ください」の使い方と例文

ご査収の意味がわかったところで、次に使い方について見ていきましょう。「ご査収ください」の使い方は以下の通りです。

  • メールで確認が必要なファイルを添付して送る場合
  • FAXや郵送物で確認が必要な書類を送る場合


  • このように「ご査収ください」は確認が必要なものを相手に送る際に使います。

    何も確認する内容がない時や、メールの文面や内容だけで完結するする情報を送るときに「ご査収ください」を使ってしまうと、逆に相手は「添付がもれてるのかしら?」などと混乱を招いてしまいます。

    「ご査収ください」は特別に確認して欲しい添付内容がある場合に使用するようにしましょう。また、口述しますが、確認する内容が「書類」であることにも注意しましょう。

    「ご査収ください」と言われたら

    次に相手から「ご査収ください」と言われた際にどのように対応したら良いかについて解説します。

    メールで「ご査収ください」と送られてきた場合

    メールで「ご査収ください」と送られて来た場合は、添付ファイルを確認しましょう。やり取りしている上での内容を確認して、問題内容であれば「確認しました。」という旨のメールを相手に返信してあげましょう。

    FAXまたは送付状で「ご査収ください」と送られてきた場合

    FAXまたは送付状で「ご査収ください」と送られてきた場合は、返信が必要な場合と必要では無い場合があります。

    送られてきた内容次第ではありますが、送られてきた書類を返送するなど何かこちらで対応が必要な場合は特に返事を出す必要はありません。返送する送付状に確認した旨を添えて返送しましょう。

    先方がこちらに確認して欲しい内容が、返事を送った方が親切、または相手が安心するであろう場合は、内容を確認した旨をメール、もしくは電話で伝えるようにしましょう。

    もちろん、確認した結果、何か問題や間違いがあった場合についても返事が必要になります。

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    「ご査収ください」と似ている言葉や言い換え表現について

    次に「ご査収ください」と似ている言葉や、言い換えた時にどのようなことばを使えばよいのかについてみていきましょう。

    「ご検収」との誤用に注意

    「ご査収ください」の誤用として多い言い回しに「ご検収ください」があります。

    「ご検収ください」は商品を発注して手元に届いた時に、注文をした相手から言われることばとなります。

    内容としては、注文した内容でお届けしますが、内容、個数、品質、種類、など、注文したい内容と間違いがないかどうか確認してくださいという意味を持ちます。

    「ご確認ください」という内容は「ご査収」も「ご検収」も同じなのですが、「ご査収」は書類に対して使う言葉で、「ご検収」は物品やサービスに対して使うことばとなります。

    ですので、メールに添付された内容に対して「ご検収」は使いませんし、お金を払って購入して届いた品物に対して「ご査収」は使いません。

    書類であるか物であるかで使い分けるようにしましょう。

  • 書類を送る → ご査収ください
  • 物を送る → ご検収ください

  • 「ご査収ください」の類語

    次に「ご査収ください」と似ている言葉や言い回しについてみていきましょう。

    ご確認くださいませ

    一番わかりやすいのが「ご確認くださいませ」という言い換え表現です。
    「ご確認」でも意図は問題なく伝わりますので、使い分けが不安な場合は「ご確認ください。」でも問題ありません。

    お目通しください

    対象が書類となりますので、「お目通しください」でも言い換え表現として通用します。
    ただし、メールでというよりも口頭で使うことが多いことばですので、社外よりも社内で使うことが多い印象です。

    ご高覧ください

    ご高覧ください」は目上の人に対して書類などを「ごらんになっていただく」ことを意味する尊敬語です。

    「ご高覧」はメールなどの書きことばで使える言い回しですが、やや堅苦しさを感じるのと、あまり使われるケースは少ない印象です。ただし、かなりかしこまらないといけない相手の場合には使える言い回しです。

    ご査収の意味を理解して適切な対応をしよう

    今回は「ご査収ください」をビジネスメールで使う時の正しい使い方や「ご査収」の意味、また間違えやすい似た言い回しやことばの使い分け方法について紹介しました。

    ちょっとした意味の違いではあるのですが、適切な使い方が出来てないと、間違った言い回しで相手に伝えてしまっており、しらない内に恥ずかしい思いしてしまっているかもしれません。

    ビジネスパーソンとして恥ずかしくないよう、知っておくべきことは知っておき、適切な時に適切な言い回しが出来るよう心がけたいものですね。

    今回は以上です。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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