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デジタルコンテンツの特徴・活用事例を徹底解説!
2022.07.01

数十年前にはほとんど存在しなかったデジタルコンテンツですが、インターネットの普及により、近年ではとても身近な存在になりました。
わかりやすいところではCDや書籍、映画や映像など、今ではさまざまなコンテンツがデジタル化して提供されています。
いつの間にかいろいろな物がデジタルコンテンツとして提供されていますが、デジタルコンテンツとはいったいどんなものでどんな仕組みになっているのでしょうか。
利用する側ではなく、提供する側になったときに、どのような販売方法や活用方法があるのでしょうか。
今回はデジタルコンテンツの特徴や販売方法、活用事例について紹介します。
目次
デジタルコンテンツとは
デジタルコンテンツとは、モノ、コト、情報がデジタルデータとして世の中で人の目に振れるかたちで提供されているものの総称です。
例えば、今、あなたが読んでいるこの文章もWEBサイトというデジタルデータですし、音楽データ、映像データなどもデジタルコンテンツの一つです。
ポイントとして、手で触れられるものではなくインターネットやネットワーク上で提供され、モノでは無いので劣化しないのが大きな特徴として挙げられます。
デジタルコンテンツとアナログコンテンツの違い
デジタルコンテンツとアナログコンテンツの大きな違いは手で触れられるかどうかです。アナログコンテンツは存在するものですので、例えば本やCDなどは触れて読んだり聞けたりしますが、使い続けることで劣化していきます。
逆にデジタルコンテンツは、文字、音、映像をデジタルデータに変換しているので、どれだけ利用しても劣化はしませんし、複製も可能となります。
複製しても劣化しないのはメリットではありますが、いくらでもコピーが出来てしまうのでコンテンツ作成者の利益を守るための著作権が重要となってきます。
デジタルコンテンツの普及に伴い、商品をデータ化して提供する企業も増えてきました。そのため、著作権元にライセンス料を支払い、月額定額のサブスクリプションサービスとしてサービスを提供する企業も増えてきています。
代表的な例としては、漫画などが読める電子書籍サービスや、映画やドラマが見れるVODサービスなどが挙げられます。
デジタルコンテンツの種類
ここではデジタルコンテンツにはどんな種類があるのかをみていきましょう。
出版物
デジタルコンテンツの代表格とも言えるのが、漫画、書籍、雑誌、新聞といった出版物のデジタルコンテンツです。
元々は紙だった商品が、パソコンやスマートフォンの普及により、インターネットを通じて購入、閲覧できるようになりました。
電子書籍はプラットフォーム上で購入するだけでなく、期間限定でレンタルできるなど、より手軽に利用できるようになっています。
音楽や映像
以前は音楽と言えばCDやレコードなどの物理的な媒体に録音したものを再生機を使って再生するのが普通の流れでした。
しかし、現在では音楽もデジタルコンテンツ化され、iTunes storeなどで楽曲を購入し、多くの曲を入れた小さな機械に入れて持ち歩くことが可能となっています。
イベントや娯楽
イベントや娯楽でもデジタルコンテンツ化が進んでいます。
例えば、初音ミクのライブなど、デジタルコンテンツが主役となって行われるライブも10周年を迎えており、バーチャル・シンガーの3DCGライブイベントなども多く行われています。
ゲームやメタバース
ゲームも近年、デジタルコンテンツ市場の牽引役として見逃せません。スマートフォンのアプリとしてiOSやAndroidの端末にゲームをダウンロードして遊ぶことができます。
また、単なるデジタルコンテンツとしてのゲームというだけでなく、ポケモンGOのようなAR技術を使ったバーチャルとリアルを融合したコンセプトのゲームや、仮想現実を楽しめるVRゲームなど、今までよりもリッチなデジタルコンテンツも展開、開発されています。
デジタルコンテンツの販売プラットフォーム
WEBサイトであれば、WordPressなどのCMSを使えば作成したデジタルコンテンツを販売することができますが、構築や運用、集客の部分で敷居の高さもあります。
そこで、デジタルコンテンツを販売できるプラットフォームを使えばすぐにコンテンツの販売を行うことができます。
ここではいくつかおすすめのデジタルコンテンツの販売が可能なプラットフォームを紹介します。
BASE
BASEは初期費用・月額費用をかけずに無料で利用できるネットショップサービスです。画像や音楽、テキストなどのデジタルコンテンツの販売が可能です。
作成したデジタルコンテンツが売れた場合に、決済手数料として3.6%+40円の費用が発生します。初期費用がかからないため「販売しようとしたけど売れなかった」という場合でも赤字になることはありません。
>> BASEの公式ホームページ
STORES
STORESは、本格的にデジタルコンテンツの販売をしていきたい場合でも対応しているネットショップのプラットフォームです。
テンプレートから選んでクオリティの高いショップを構築出来るほか、PayPalやAmazonPayなどの決済システムの利用も可能です。
>> STORESの公式ホームページ
NOTE
NOTEは、文章や音声、動画などのデジタルコンテンツを販売できるプラットフォームです。
ブログの仕組みと似ているのですが、有料エリアを設定することができるので、個人でも簡単にデジタルコンテンツの販売が可能となっています。TwitterなどのSNSでバズると大きく売れることもあります。
>> NOTEの公式ホームページ
デジタルコンテンツの販売方法
個人でデジタルコンテンツ販売にチャレンジしてみるというのであれば、先述したプラットフォームを活用するとリスクを抑えて展開できますが、法人としてしっかりデジタルコンテンツを販売してくのであれば、選択肢はより広がります。
WEBサイトの構築
わかりやすいのがWEBサイトの構築です。ドメインやサーバーを用意して、HTMLやPHPなどのプラグロムでWEBサイトの構築を行えば、より高額のデジタルコンテンツを販売が可能となります。
デジタルコンテンツ制作
YouTube動画やWEBサイトの素材、イラストなどデジタルコンテンツ制作の需要はますます高まって来ています。
音楽、動画、イラスト、テキストなど、他の人がデジタルで希望しているコンテンツを提供できるスキルがあれば、デジタルコンテンツを販売する制作会社として営業が可能となります。
ライセンス販売
制作したデジタルコンテンツに独自性と使いたいという需要があれば、特許を取得して制作したデジタルコンテンツを貸し出すライセンス販売が可能となります。
モール・イベントスペース向け常設型デジタルコンテンツ
デジタルコンテンツの種類としてゲームやメタバースでリアルとデジタルの融合が進んでいるという話がありましたが、商業施設や企業のショースペースなどでも、常設型のデジタルコンテンツのニーズが高まっています。
例えば、カメラを使ったARデジタルサイネージ、センサーとプロジェクションマッピングを連携させたプレゼンテーションツール、タッチディスプレイで操作できる情報表示端末など、インタラクティブな仕掛けを含んだお客さまに喜んでもらうためのデジタルコンテンツを、弊社キャンバスにて制作、提供しております。
常設型デジタルコンテンツのメリット
自治体や企業がデジタルコンテンツをユーザーに提供するメリットとして以下の6点が挙げられます。
デジタル化でコストを削減できる
ポスターやパネルを活用する場合、大量の印刷や送付、貼付けや廃棄の作業に手間やコストが発生します。デジタル化することで、コンテンツ更新を簡単にして、素早い反映が可能となります。
より深く伝わる
タッチ型のシステムにすることで、お客様が知りたい情報を直観的に表示させることが可能となります。また、動画や音声を活用することで、利用者の方の理解度を深めることができます。
多言語に対応できる
デジタルコンテンツにすることで、日本語や英語、中国語はもちろん、利用するターゲットに合わせて拳固の表示をスムーズに変更することができます。
長く使える
一度作って終わりではなく、設置後も表示内容を更新・変更が可能となります。複数台の導入で、端末ごとに内容を変えてバリエーションを持たせることもできます。
工場見学や展示会ツールなどさまざまなシーンで活用できる
工場やオフィスのエントランスなど、さまざまな場所に設置することで、お客様の待ち時間を飽きさせずに楽しくすごしてもらうことが可能となります。
テキスト、動画に対応
コンテンツとして登録できるのはテキストや静止画だけでなく、動画や音声などさまざまなデータに対応できます。
常設型デジタルコンテンツ事例
それでは次に、具体的に弊社キャンバスより提供させていただきました、常設型デジタルコンテンツの事例をいくつか紹介いたします。
箔一様 |体験型 デジタルコンテンツ
”日本最大級の「体感型金箔総合ミュージアム」”に常設された、さまざまなデジタルコンテンツの事例です。
写真スポットとして人気の「前田利家公の鎧兜と1万枚貼った金箔の間」。プロジェクションマッピングでの利家公の物語を上映。鎧兜のバーチャル体験や金箔の製造工程、歴史的な背景のほか、世界の金箔や、金箔の性質など、遊んで学べる内容をデジタルコンテンツで展示しています。
セキスイハイム(全国)様|インタラクティブウォール
全国のセキスイハイム様のショールームで稼働しているプロジェクションマッピング型プレゼンテーションツールです。「私たちの暮らしとエネルギーの今とこれから」をプロジェクションマッピング映像で紹介しています。
クックマート浜名湖西店 様|常設型 ピカピカフロアー
複合型ショッピングセンター「クックマート 浜名湖西店」に常設で収めているキッズスペース用のインタラクティブな床面投影プロジェクションマッピングです。
天井に備え付けられたセンサーで子ども達の動きに応じて投影コンテンツが変化します。
商業施設の大型マルチサイネージAR動物園
ショッピングセンターのイベント広場で大型マルチサイネージ「ARアメージングシアター(ARサイネージ)」を展開しています。表示しているカメラ映像にキリンやペンギン、パンダなど動物がARで映り込みます。
空港施設 大型マルチサイネージ|観光情報発信
メインフロアに設置されたセンサー/カメラ付デジタルサイネージです。地元の特産品や観光を追体験できるような変身コンテンツで、地域のことをより楽しく伝えています。
常設型デジタルコンテンツを実施する上でのポイント
デジタルコンテンツといっても、目的や希望する演出、手段は企業によってさまざまです。ここで注意したい点は、デジタルコンテンツの技術や手段を目的にしてしまわないことです。
例えば「プロジェクションマッピングをしたい」「ARを導入したい」という手段や技術に目が行ってしまうことも多いのですが、そこには必ず、展開したい意図やそのデジタル技術を活用したい理由があります。
などなど。
私たちキャンバスはお客様が言語化できないニーズに対して、専属プランナーをはじめ、幅広い分野でのエンジニアとデザイナーがヒアリングやご提案を通して、最適なデジタルコンテンツのご提案を企画・制作・運用まで行っています。
さらに、実績や提案の費用感について知りたい場合はこちらからお気軽にお問い合わせください。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。