バナー広告って何?種類やメリット・デメリットを解説!ディスプレイ広告との違いもあわせて

2022.02.15
バナー広告って何?種類やメリット・デメリットを解説!ディスプレイ広告との違いもあわせて

バナー広告とは、インターネット上で自社製品やサービスをPRするときに、画像やGIFアニメーションなどで視覚的にユーザーにアピールする広告手法です。

WEBサイトをみていると、「広告」や「AD」といった文字の下にテキストや画像を組み合わせてデザインされた広告が出てくることがありますが、これらがバナー広告となります。

ホームページ制作やWEBマーケティングの仕事について暦が浅い場合に「バナーを差し替えて!」とか「ディスプレイで出しといて!」などと言われても、どうしてよいかピンとこないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回はバナー広告がどんなもので、どんな仕組みになっていて、どういった種類があるのかについてまとめました。




バナー広告とは

バナー広告とは、サイトを閲覧しているユーザーに画像やGIF動画をクリックしてもらい、目的のページにアクセスしてもらうことを目的とした広告です。

テキストよりもぱっと見で伝えられる情報量が多いために訴求力が高いと言われており、伝えられる情報量としては、テキスト広告と動画広告の中間に位置します。

ウェブを閲覧している際に、最も多く目に触れる広告と言えます。

バナー広告とリスティング広告の違い

ウェブの広告でバナー広告ではない広告にリスティング広告があります。リスティング広告はYahoo!やGoogleなどの検索エンジンの検索結果に連動するテキスト広告です。

バナー広告とは違い、ユーザーが何かを調べたいと思って入力した検索キーワードに連動して広告が掲載されます。そのため、バナー広告よりも特定の需要が顕在化したユーザーに対して広告が出稿されます。

バナー広告とディスプレイ広告の違い

バナー広告はディスプレイ広告と呼ばれることもあります。少しややこしいのですが、Yahoo!広告やGoogle広告にもバナー広告と呼ばれるディスプレイ広告があります。

Google広告ではGDN、Yahoo!広告ではYDAといい、それぞれGoogleやYahoo!の関連サイトで画像や動画の広告を展開できます。

広告の定義で言えば、ディスプレイ広告というのはウェブサイトの広告枠で露出される全ての広告のことを指します。ですので、バナー広告はディスプレイ広告の種類のうちの一つ、ということになります。

検索広告とディスプレイ広告の違いについてはこちらの記事でまとめておりますのでよろしければご参考ください。

>> ディスプレイ広告と検索広告の違い!メリット・デメリットを理解して効果的に使い分けよう

バナー広告の種類

次にバナー広告の種類についてみていきましょう。

インプレッション型

インプレッション型のバナー広告は、ユーザーの目に触れた回数がカウントされて広告費用が発生するタイプです。

具体的なプラットフォームとしては、LINE広告、Facebook広告、Instagram広告などで採用されており、1インプレッションあたりの単価は安く設定されています。

なお、1インプレッションとはユーザーの目に広告が1回掲載されただけの状態なので、クリック課金型より確実性は下がります。

料金相場については、インプレッション型のバナー広告も運用型広告となるので、運用方法によって広告費用は変わってきますが、平均的なインプレッション単価は1円から50円ほどとなります。

クリック課金型

クリック課金型のバナー広告は、バナー広告がクリックされたときに広告料金が発生するタイプです。先述したGDNやYDAもこのクリック課金型広告に分けられます。

クリック単価は1クリック1円から数千円までさまざまで、配信先が人気のジャンルであるかどうか、また、たくさんクリックされる配信ボリュームがあるかどうかで広告費用が大きく変わってきます。

配信先によっては青天井で広告予算を消費してしまうため、決められた予算の中で高いパフォーマンスが出せるよう、上手に広告の運用をする必要があります。

いくらでどれくらいクリックされるかを人の目で確認しながら広告を出稿するため、運用型広告と呼ばれることもあります。

料金相場についてはジャンルにもよりますが、平均的なクリック単価は50円から300円ほどとなります。

成果報酬型

成果報酬型のバナー広告は、インプレッションやクリックではなく、掲載したバナーがクリックされた後に、クリックしたユーザーが何かしらのアクションをした場合に報酬を支払うタイプです。

何かしらのアクションの具体的な事例としましては、例えば資料請求、相談申し込み、お問い合わせ、商品購入など、条件はさまざまです。成果が約束された広告であるため、インプレッション型やクリック型より高額の報酬になるケースがほとんどです。

掲載方法としては、アフィリエイトなどのASP会社を経由する場合と、直接契約する2パターンがあります。

ジャンルや単価にもよりますが、一般的な報酬割合としては1割から3割ほどが多いですが、サブスクや定期購入の場合は高額であったり、契約が続く限り報酬が支払われるライフタイムコミッション制の場合もあります。

期間保証型

インプレッション型、クリック型、成果報酬型のいずれも1ヶ月分の広告費用は運用内容次第となります。

対して、1週間、1ヶ月、3ヶ月など、掲載期間で料金が決まってくるのが期間保証型のタイプのバナー広告です。

比較的大きなWEBメディアが媒体資料を用意しており、メニュー名と期間、想定の掲載ボリュームを明記の上、利用者が掲載したいバナー広告メニューを期間で購入します。

掲載メディアとバナー広告の訴求内容がマッチしていれば良い結果をだせますが、マッチしていないとクリックや成約もあまり取れません。

基本的に一度掲載を開始したらキャンセルはできないため、バナー広告の差し替えが何回可能なのか、想定の成果としてどれくらいになりそうかなどを事前に確認しておく必要があります。

料金相場についてはこちらもジャンルや単価によりますが、1インプレッションあたりいくらなのかを見ると大体の値段設定が想定できます。

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バナー広告のメリットとデメリット

次にバナー広告のメリットとデメリットについてみていきましょう。

メリット

まずはメリットについて紹介します。

視覚的な訴求が可能

バナー広告はビジュアルで訴求できるため、キレイ、美味しそう、カッコイイ、といったイメージを伝えるのに優れています。

テキストのみの広告ではできなかった視覚的な訴求が可能となります。

潜在層にアピールしやすい

顧客の興味や関心を事前にリサーチした上で配信先をセグメントできれば、バナー広告のキャッチコピーや内容でターゲットユーザーに気づきを与え、新しいお客さんを創出することが可能です。

そのためには、バナー広告をみたターゲットユーザーが「したい」「欲しい」と思えるような潜在的な欲求を掘り起こすイメージが必要となります。

ブランディングしやすい

配信の量やボリュームにもよりますが、ターゲットにマッチした配信先にバナー広告を配信することで、たとえクリックされなくても視覚的にユーザーの脳裏に残り、商品やサービスの認知度を高めることができます。

新しいサービスや商品である場合は、バナー広告を出稿することで商品やサービスのイメージをビジュアルで展開できます。

デメリット

次にデメリットについて紹介します。

制作コストがかかる

バナー広告の場合はテキスト広告とは違い、制作に時間と費用がかかります。
ただ作れば良いというだけではなく、ターゲットに刺さる内容やキャッチコピー、構成などを考えた上で、デザイナーが専用のソフトを使って制作を行います。

また、自社ではなく外注でバナーを制作する場合は、修正が入った場合や別のパターン、別サイズのバナーを用意する場合に追加費用がかかります。

成約率が低い

一般的にバナー広告はキーワード広告よりも成約率が低いと言われています。

理由としては、キーワード広告は能動的に検索しているユーザーに対して広告を出稿するのに対し、バナー広告はサイトを閲覧している受動的なユーザーに出稿するためです。

ただし、しっかりターゲット設定をしてセグメントを切り、刺さるバナー広告を作成できればキーワード広告よりも良い結果を出せることもあります。

効果測定の工数がかかることがある

バナー広告は出稿している成果が満足いく内容であれば問題ないですが、配信結果がよくなければ改善、改良を加える必要があります。

ブランディングの目的でクリエイティブの変更がない場合は問題ありませんが、購入やお問い合わせなどの成果を求める場合は、目標の数値を達成するためにABテストやバナーの差し替えなどが発生します。

求める成果次第では効果測定の工数がかかることがあるので注意が必要です。

一般的なバナーサイズ

ここでは一般的に使われているバナーサイズを紹介します。

サイズ
336×280 長方形
300×250 長方形
250×250 正方形
200×200 正方形
728×90 横長
468×60 横長
160×600 縦長
120×600 縦長



バナー広告を出稿できるプラットフォーム先でよく使われる4タイプ、8種類のサイズを紹介しました。上記、8パターンを用意しておけばほとんどの広告出稿先で対応可能です。

ただし、プラットフォームによっては対応していないサイズがあったり、逆に違う寸法で出稿できるところもあります。広告を出稿したいプラットフォーム先で対応サイズを確認して、どのサイズのバナー広告の制作するかを検討しましょう。

カッコイイバナーよりも売れるバナーを

今回はバナー広告について紹介しました。

バナー広告はリスティング広告などのテキスト広告とは違い、視覚的な訴求が可能でブランディングにも適しています。

その反面、ターゲットや構成を考えたり、実際に制作を行うにあたっては工数がかかり、広告を出稿するプラットフォーム先によっては複数パターンの画像サイズを用意する必要があります。

ビジュアルで訴求できる分「カッコイイバナーを作りたい!」と思ってしまいますが、この点は注意が必要です。というのも、多くのクリック獲得や成果が出るかどうかはお客さんが決めることです。

ですので、可能であれば複数のクリエイティブを用意してABテストを行い、結果が良いバナーを残して、成果がよくないバナーを停止する効果測定を行うようにしましょう。

弊社では作って終わりではない、成果にこだわった戦略的なご提案を提供しております。ホームページ制作、バナー制作でお困りの際は、弊社キャンバスまでぜひお気軽にお声がけください。



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