仕事で「わからないことがわからない」症候群になる理由と脱却する3つの対処法
「わからないことがあったら遠慮なく聞いてね。」
ひととおりの説明を受けた後に先輩がかけてくれる言葉。「はい。わかりました。」と返事をしてはみたものの、心の中では「さてどうしよう。」と頭を抱えてしまう。
というのも「わからないことがなんなのかがわかってない。」つまり、さっぱりわからない。そうすると、何を質問していいかもわからない。
そんな経験はありませんか?
わからないなりにやってみようと手を動かしてはみるものの、これであってるのかもわからない。そうこうしているうちに「何やってるの?わかんなかったら聞いてねって言ったじゃん。」
こうなるともうどうしていいかわからない。
新人さんの時に陥りがちなこの「わからないことがわからない症候群」。このまま放っておくと、精神的によくない状況になってしまったり、なにより企業内でチームを組んで業務を遂行していくにあたって、すこぶる効率が悪いです。
それではいったいどうすれば現状を改善できるのでしょうか。
今回はこの「わからないことがわからない」状況になってしまう理由と、新人さんが能動的に動けるようになるための対処法を紹介します。
目次
わからないことがわからない理由
まずはわからないことがわからない状態になってしまう理由をみていきましょう。
知識不足
1つ目の原因として考えられる可能性として知識不足が挙げられます。
入社してすぐの新人さんは緊張もあり、自分の置かれている状況は情報整理が難しい状況にあります。
ポテンシャルとしては理解できる能力を持っていたとしても、インプットした知識が定着しておらず行動するための知識が不足している可能性があります。
環境不足
2つ目の原因として考えられる可能性として環境不足が挙げられます。もっというと、新人が正常に育っていくための環境が整っていない状況です。
例えば、わからないことがあった時に、状況的、物理的に聞ける人がおらず放任されてしまっていたり、理解するのに十分な時間が与えられていない、という状況です。
こちらは問題となる原因が本人ではなく、外部の要因に依存しています。
興味不足
3つ目の原因として考えられる可能性として興味不足が挙げられます。
こちらの原因については根が深く、問題なのはわからない本人が心の奥底でわかろうとしていない、という点が問題となります。
誰しも、「自分には関係ない」と感じていることに対して意欲的に取り組むのは難しいです。頭ではわかろうとしていても、心が拒絶してしまっているので、理解できないまま話が進んでしまいます。
この3つの「わからないことがわからない」を作ってしまっている状況に対してどのように対処していけば良いのでしょうか。
わからないことをわかるようにする対処法
次にわからないことをわかるようにするための3つの対処法を紹介します。
マニュアルを読み返す
何がわかってないのかを見つけるために、言われたことだけではなくマニュアルも読み返してみましょう。
「どうしていいかわからない」という状況も、単に自分の知識不足なだけだったというケースも往々にしてあります。ただ読むのではなく、隅々まで読み落としがないかしっかり読み込んでみましょう。
とにかく書き出す
脳内で考えようとしても、浮かんでは消えてしまい思考が定着しません。ですので、状況を整理するためにも、思ってることをすべて書き出してみましょう。
まるで囲ったり、線でつないだりしてみて、わからない原因が突き止められたら、その部分を聞いたり、調べたりして解決すればOKです。
わからないことを相手に聞ける状況ではない場合は、とにかく書き出してみましょう。
という感じで、とにかく紙にわからないことを書き出してみます。
パソコンよりも手書きがおすすめです。
とにかく書いて書いてアウトプットすると、自分で何がわかっていなかったのかがきっと見えてくるはずです。
わかってないことを発信する
もし、本当に何もわかってない状態だとしても、最初であればしかたのないことです。わからないことを恥だと思わずに、素直に聞くようにしましょう。
と素直に言えば、相手もわかってくれて、もう一度丁寧に教えてくれるはずです。
相手は「わかってる」と思ってるのに「わかってない」というギャップに困ってしまっているので、わからないという意思表示と発信をすればきっと相手もわかってくれるでしょう。
自分ならできると信じる
今回は仕事でわからないことがわからない症候群に落ちいてしまった時に、そこから脱却するための3つの対処法について紹介いたしました。
最後に一番大事なことが「今は何もわからないけど自分ならすぐにできるようになる」と信じることです。
人間の脳は面白いもので、
できると思ってることはできるようになるし、できないと思ってることはどんなに頑張ってもできるようにはなりません。
思い込みでも強がりでも自己暗示でもいいので、まずは「自分にならできる」と信じましょう。そうすると、わからないことがわからない状況でも、次に自分がどうすれば今の状況を脱却できるのかが自然と見えてきます。
大丈夫です。
わからないのは今だけで、すぐにできるようになります。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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