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ディスプレイ広告と検索広告の違い!メリット・デメリットを理解して効果的に使い分けよう
2022.01.25

インターネットで広告を出稿しようとした時に、いろいろな種類の広告があります。その一つとしてあるのがディスプレイ広告です。リスティング広告は知ってるけどディスプレイ広告はなんとなくしか知らない、なんて人も多いのではないでしょうか。
ディスプレイ広告をうまく活用できると、今までリーチできなかった層にもアプローチできるようになります。ぜひ今回の記事を参考にディスプレイ広告の出稿にチャレンジしていきましょう。
目次
ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告とは、掲載枠があるWebサイトやスマホアプリでバナー画像や動画を表示できる広告です。
国内で主な媒体は「Googleディスプレイネットワーク(以下GDN)」「Yahoo!ディスプレイ広告(以下YDA)」があります。
今回は、ディスプレイ広告と検索広告との違いやメリット・デメリットについて解説いたします。それではまずは国内で利用できるディスプレイ広告の種類についてみていきましょう。
ディスプレイ広告の種類について
ディスプレイ広告はGoogleとYahoo!の2種類があります。
GDN
GDNとは、Googleの関連するサイトに広告配信することができます。主な配信先は、YouTubeやGmailで配信先パートナーが楽天、BIGLOBE、Ameba等です。
YDA
YDAとは、Yahoo!の関連サイトに広告配信することができます。Yahoo!Japanトップページ、Yahoo!ニュース等で、配信先パートナーが朝日新聞、食べログ、goo等です。
検索広告とディスプレイ広告の違い
次に検索広告とディスプレイ広告の違いについてみていきましょう。
検索広告
検索広告はリスティング広告とも呼ばれ、『キーワード』と『広告文』を設定し、そのキーワードとユーザーが検索した語句が一致したときに表示される広告になります。表示されるかされないかはオークション形式で決定します。
顕在層にアプローチすることが可能ですが、同じキーワードで出稿する競合が多いと1クリックあたり単価が高くなる傾向があります。また、新しいサービスやそのものの検索ボリュームが少ないキーワードなどで認知度が低いと、そもそも広告が表示される機会すら少なくなります。
※詳しくはこちらの記事をご参照ください。
『検索広告を始めたい!Google広告・Yahoo!広告の特徴』
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、掲載枠があるWebサイトやスマホアプリでバナー画像や動画を表示できる広告です。
ユーザーの興味・関心や行動履歴などによって広告が表示されます。潜在層にアプローチするため、ユーザーがクリックしたくなるようなバナー画像を制作する必要があります。
ディスプレイ広告のメリット・デメリット
それでは次にディスプレイ広告のメリットやデメリットについて紹介します。
メリット
潜在層へのアプローチ
検索広告では、ユーザーがキーワードを検索して広告が表示されるため、購買意欲の高いユーザーに対してピンポイントな配信しかできませんでした。
しかし、ディスプレイ広告では課題が明確になっていないユーザーにも表示されるため、認知度向上や新規ユーザーの獲得に最適です。
クリック単価が安い
GDNは検索広告よりも平均クリック単価も低く、YDAは検索広告よりも高くなることもあります。
リマーケティングができる
自然検索や広告から一度サイトに訪問したことがあるユーザーに対して広告を配信することができます。すでに自社のサービスに興味を持っているため、コンバージョンの獲得にも繋がりやすいです。
デメリット
配信までに時間が掛かる
YDAとGDNの両方で配信する場合は、制作する際にどちらのバナーサイズも準備する必要があります。
また、Googleでは管理画面1つで検索広告もディスプレイ広告も入稿できますが、Yahoo!の場合は検索広告とディスプレイ広告が別の管理画面となり、アカウント作成や入金の設定など同じ操作を2回繰り返し行い、非常に工数が掛かります。
検索広告よりコンバージョンに繋がりにくい
検索広告では、ユーザーが検索したキーワードに対して広告を配信できます。
一方で、ディスプレイ広告は潜在層がターゲットになるので、コンバージョン獲得よりはサービスの認知拡大で利用することが多いです。
改善が難しい
検索広告は、キーワードや広告内容をコンバージョンに繋がるように精査をしていきます。ディスプレイ広告では、バナーと広告内容を組み合わせて配信をするので、バナー画像の改善に手間が掛かります。そして、成果目的に併せてターゲティングを絞り込んでいく作業が必要になります。改善にも時間が掛かります。
ターゲティング
ターゲティングには、「オーディエンス:人」と「コンテンツ:配信面」で表示対象を設定することができます。「オーディエンス:人」は、ユーザー情報を基にした「人」に対してのターゲティング方法になります。オーディエンスは、サイトへの訪問履歴や行動履歴です。「コンテンツ:配信面」は指定したコンテンツに対してターゲティングする方法です。
このターゲティングを細かく設定することで効率よく広告を配信をすることができます。オーディエンスとコンテンツの項目はGDNとYDAでそれぞれ変わってきます。
GDN
▼オーディエンス:人▼
・ユーザー属性
・アフィニティカテゴリ
・カスタムアフィニティ
・購買意欲の強いオーディエンス
・カスタムインテントオーディエンス
・ライフイベント
・リマーケティング
・類似ユーザー
▼コンテンツ:配信面▼
・トピック
・プレースメント
・キーワード
YDA
▼オーディエンス:人▼
・オーディエンスカテゴリ
・サーチキーワード
・サイトリターゲティング
▼コンテンツ:配信面▼
・サイトカテゴリー
・プレイスメント
・コンテンツキーワード
効果的な使い方
検索広告で顕在層にアプローチをし、ディスプレイ広告では潜在層にサービスの認知拡大ができます。ユーザーが興味・関心や購買意向に基づくターゲティング機能も活用し、効果を最大化させます。
さらに検索広告と比べて、クリック単価が低いので低コストでユーザーの獲得ができます。また、バナー画像や動画で訴求できるため、サービスを具体的に伝えやすいです。
まとめ
まず、自社の商材やサービスに適した広告を知るためには、検索広告とディスプレイ広告のどちらも配信します。そしてGoogleやYahoo!やSNS広告などの媒体も使い分け、費用対効果を最大限高めるために改善作業も欠かせません。
また、コンバージョンを獲得するには成果の上がるLPが必要です。
LP作成や広告の運用代行に関しましても、ぜひお気軽にご相談ください。