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失敗しないホームページ制作会社の選び方!プロジェクト成功の鍵は準備と探し方にあり!
2022.02.04

ウェブサイトからホームページ制作のお問い合わせいただいて、ヒアリングをしている最中にそんな質問をお客様からいただくことがあります。
よくよく話を聞いてみると、以前お願いしていたホームページ制作会社と折り合いがつかずに取り引きが途切れてしまい新しい制作会社を探している最中だとか。
言われてみると確かにホームページ制作会社は「作ること」のプロであって、売り込みや露出が上手な会社はなかなかないように思います。
口コミや紹介で仕事が発生することも多く、価格もそれなりになるため「ネットで検索してヒットしたところに…」と安易に決めるのもちょっと怖い、というのも頷けます。
「頼んでよかった!」と思えるようなホームページ制作会社にはいったいどうやって出会うことができるのでしょうか。
そこで、どうすればWIN-WINの関係でホームページ制作をお願いできる会社に出会えるのか、その方法についてなるべくフラットな目線でお伝えできればと思います。
目次
失敗しないホームページ制作会社選びのための準備
ホームページ制作を依頼する上で、実は「どんな制作会社にお願いしてもうまくいかないケース」という場合が存在します。
それは「依頼する側の準備不足」という場合です。
どんなにハイクオリティで迅速な体制のホームページ制作会社であったとしても、頓挫したり納期が遅れてしまう可能性が高くなります。
それではいったい何を事前に準備しておけばよいのでしょうか。
一つずつみていきましょう。
ホームページ制作の目的
まず一番重要なのが、新規制作であれリニューアルであれ、会社としてホームページ制作をしようとなった理由です。
「古くなったから最近の流行りに合わせて綺麗にしたい」
と、言いたくなるのはわかりますが、もっと具体的で本当の目的があったほうがよいです。
「製造業をやっていて若い女性も積極的に採用していきたいのに問い合わせでくる9割以上が男性なので女性が見ても魅力的に見えるようなホームページにして採用ページも強化したい」
という具合です。
「予算がおりたから」とか「古いから新しくしたい」といった曖昧な理由ですと、プロジェクト自体がふわっとしてしまい、目的迷子になりがちです。
失敗しないホームページを完成させるためには、「誰に向けて」「どうしてもらうために」ホームページを制作するのかを明確にしておきましょう。その上でホームページを作ることでどうなりたいのかの具体的な理想像を描きましょう。
強みや差別化できるポイントを洗い出す
次に準備しておきたいのが、自社の強みや差別化できるポイントです。ホームページを作るのはホームページ制作会社であっても、強みを説明したり、良さをアピールできるのは制作を依頼する側です。
例えば、結婚式場のホームページリニューアルをするとしましょう。「綺麗な会場で式を挙げられます。」だと、何もその会場の良さが伝わってきません。結婚式場が綺麗なのは当たり前だからです。
そうではなく、どのように綺麗なのか、どんなシチュエーションで式を挙げられるのか、利用者が他の式場と違うどんなメリットがあるのか、なぜ自身の会場を選んでもらっているのか。
他社との競争に晒されている状況で、自分の会社にはどんな魅力や差別化ができるのかをホームページで展開できるようにしっかり準備しておきましょう。
予算
当然のことですが、予算も用意しておく必要があります。
ただし「なるべく安く!」であったり、「いくらでできるの?」など金額感を相手に委ねてしまうのはNGです。
例えば「100万円を越えるのは苦しい」とか、「出せても最大250万円」など、具体的な金額は決めておきましょう。
ホームページ制作会社の規模や提案内容にもよりますが、予算感があって初めてそれに合わせて「うちならここまでできます。」ということが言えます。
いくらかかるのかや、相場がわからないという場合でも、おおよその予算感は先んじでイメージしておくようにしましょう。
ホームページ制作会社の特徴と方向性
ホームページ制作を依頼する準備が整ったら、次は制作をお願いする制作会社選びとなります。
ですが、その前に一つ知っておきたいことがあります。
それは、制作したいホームページの方向性によって、選ぶ制作会社の得意分野をマッチングさせる、という部分です。
ひとえに「ホームページ制作会社」と言っても、規模、できること、得意分野も会社によってそれぞれです。
ただ、その中でも大きくわけると3つのタイプのホームページ制作会社があります。
それぞれのタイプの特徴をみていきましょう。
デザイン・クリエイティブ重視
一つ目はデザインとクリエイティブの表現能力に秀でている制作会社です。
このタイプの制作会社はホームページを見に行くと判断しやすく、言葉が少なめでインパクトのあるビジュアルで動きをつけたりして目を引く映像を使っています。
実績の部分をチェックするとデザイン系やファッション、アパレルなどの制作が多く、ブランディングという言葉を好んで使用します。
メリットとしては、見栄えがよくカッコイイデザインで展開できますが、デメリットとしては集客やマーケティングのノウハウに精通していることが少ない、という点です。
カッコイイサイトを作ったけど、アクセスはゼロ、なんてことにもなりかねません。ただし、指名検索や、もともと知名度がある場合はこれはデメリットにはなりません。
また、デザインの世界でも著名な人のプロデュースになれば、金額は貼るかもしれませんが、逆に集客できることもあります。
戦略・マーケティング重視
二つ目は戦略やマーケティングが得意な制作会社です。
このタイプの制作会社は数字や成果にコミットする傾向が強く、SEOのノウハウであったり、SNSの運用や集客のためのウェブマーケティングに精通しています。
サイト制作以外の集客や広告、コンサルティングなどもサービスとして提供している会社も多く、しっかりリサーチしてKPIもしっかり設定しホームページを作る目的を数値化してコミットしてくれます。
作って終わりではなく、その後の運用や改善まで見てくれる長い付き合いになることも多くなります。
デメリットとしてはホームページ制作が専門ではないため、デザイン重視の制作会社と比べると完成品の見栄えが見劣りしてしまいます。
スピード・価格重視
最後はスピード重視と価格重視の制作会社です。
比較的低単価で納品も早く、条件に合致していれば短期間で納得の行く納品をしてもらえます。
社内の構成員としては、サイトを作るためのコーディングメンバーを多く抱えて、とにかく数をとってきて仕事をまわすような体制を整えています。
下請けとして機能していることも多く、テンプレートデザインや型の決まったCMSを用意していてパッケージ化されているケースもあります。
しかし、「こういう条件下でないとダメ」といった制約があることも多く、デザイン面でもちょっと物足りなくなる可能性も高くなります。
自社で作りたいホームページに制作会社の傾向を合わせていく
ホームページ制作会社にはデザイン重視、戦略重視、価格重視の3つのタイプがある、というお話をさせていただきましたが、これはどのタイプが良い、悪い、という話ではありません。
また、完璧に「この会社はデザイン系だ」と杓子定規に決めることもできず、あくまで「そういう傾向がある会社」という判断基準の一つになります。
同じように、あなたの会社が「ホームページのリニューアルをしよう」となった時に、その目的はどこにあるのかを改めて考えてみる必要があります。
例えば、見栄えに欠点があったりビジュアルを気にするのであればデザインが得意な制作会社に依頼すべきですし、明確な問い合わせや資料請求を増やしたいうという目的があるのであれば、戦略や立案が得意な制作会社に依頼すべきです。
同じように、価格やスケジュール重視で「あまりに古すぎてリニューアルせざるを得ないけどこの機能があれば問題ない」という場合であれば、条件が合致する価格重視の制作会社があっているかもしれません。
重要なのはホームページを制作する自社の状況、目的に立ち返って「3つのうち、今回ならどの系統の制作会社を選ぶと良さそうか」をイメージしてからホームページ制作会社を選ぶようにしましょう。
ホームページ制作会社の選び方
次に具体的なホームページ制作会社の選び方についてみていきましょう。
ホームページ制作会社のホームページをチェックする
まず、知り合いからの紹介であれ、ネットでの検索であれ、そのホームページ制作会社のホームページをチェックしてみましょう。
自社のホームページを制作する(もしくはリニューアルする)候補の会社なわけですから、当然その制作会社のホームページも自社で制作しているはずです。アクセスしたホームページのクオリティである程度の予測が立てられます。
また、ホームページの会社概要から会社の規模と事業内容をチェックしましょう。
会社の規模については、資本金や人数の部分をチェックします。一概には言えませんが、会社の規模によってできることの範囲と料金の大小がある程度きまってきます。
従業員数が少なければ制作料金は安くなりますが、対応できる範囲と体制が不安定になります。逆に従業員数が多ければ制作料金は高くなりますが、対応できる範囲と体制は安定します。
併せて事業内容もチェックしましょう。
戦略立案や集客が強いのであればSNSやSEO、マーケティングというキーワードが入ってきますし、デザインが強いのであれば、映像制作やロゴなどクリエイティブ系キーワードが盛り込まれてきます。
この部分をみることで、そのホームページ制作会社の強みがどこにあるかを想定できます。
実績やSNSをチェックする
次にホームページの制作実績をチェックしましょう。
どんな会社のHPをどのように作ったのか、デザインはどうか、規模はどうか、見た目の好みはどうか、スタイリッシュなのか、柔らかいイメージなのか、機能的なのか。
ホームページ制作実績がこれから作りたいと思っているホームページのイメージに近しいかどうかを基準に見るようにしましょう。
やっているのであればSNSもチェックしてみましょう。
特にマーケティングを得意としているのであれば、SNSでどんな発信をしているのかはチェックのしどころです。
打ち合わせ方法や進め方を確認する
実際に問い合わせてお話をした時に、打ち合わせ方法やどのように進めていくのかのやり方・進め方を確認しましょう。
ここでしっかり仕事を任せられそうかどうかのチェックをしましょう。判断要素の一つにはなりますが、担当の印象も重要です。
最初にお話した担当は今後やりとりをしていく窓口になる可能性が高いので、その人となりや波長があいそうかどうかも考慮するようにしましょう。
サポート体制と保守
ホームページ制作会社を選ぶ基準として、作った後のサポートと保守があるのかについても確認しましょう。
サーバーやメンテナンスができる人材が社内に確保できるのであれば必要ない項目ですが、もしできる人材がいないという場合は、サーバーやドメイン、コンテンツの更新があった時に手続きや修正作業が必要になります。
また、コンテンツの更新について頻繁にコンテンツの更新がある場合は、HTMLなどの専門知識がなくてもホームページのコンテンツ更新ができるシステム「CMS」の導入も検討しましょう。
ただし、CMSを導入したとしても、バージョンアップで使えなくなるなど、時代の変化によってアップデートも必要になってきますので、どこまで対応してくれるのかはしっかり確認しておきましょう。
方向性がマッチしたホームページ制作会社選びで後悔しない選択を
今回は失敗しないホームページ制作会社の選び方について紹介いたしました。
ホームページ制作を依頼する側がお客さんで、ホームページ制作を受注する側は料金を受け取って仕事を受けた側という図式は確かにその通りです。
しかし「お金は払ったので後はよろしく」で成功するほど、ホームページ制作というのは簡単な話ではありません。
プロジェクトがスタートすれば、1ヶ月、2ヶ月と短くない制作期間を二人三脚で進めていくこととなります。
そんな中、仕事を発注した側の準備不足はモチベーションの不足によりプロジェクトが失敗に終わるということも往々にしてありえます。
そこで失敗しないために重要な一つ目の要素は「しっかり事前に準備しておくこと」となります。
「準備」には、前述した具体的な内容も然りですが、ホームページ制作を会社から任された担当者の「気持ち」の上でも準備が必要になります。
つまり、ホームページ制作の目的やゴールがしっかり見えていて、そのゴールに向かって一緒に手を組んで具現化してくれそうな制作会社を見つける、という気持ちの持ちようが重要です。
二つ目の要素としては、制作会社のタイプをしっかり見極め今回のプロジェクトにマッチした制作会社を選定する、という部分です。
今回、ホームページを制作する制作会社の傾向をお話しましたが、自社のホームページ制作でどの部分を強化したいのかでマッチする制作会社を選択しましょう。
また、重要なのは「こちらがどこまで求めて」「相手がどこまで答えてくれるか」という点です。
先に理想の状態はどんな状態なのかを洗い出しておき、予算や相手のできる部分に併せて帳尻を併せて着地点を探っていくようにしましょう。
申し込んで契約する前のやりとりである程度「任せて大丈夫そうか」「信頼できそうか」の判断は立てられます。
打ち合わせの時点で不安な点があったり、その不安な点を話し合う中でクリアにできないようであれば、その契約は見送るようにしましょう。
BtoBのホームページ制作ならキャンバスにお任せください
今回は、もしも自分がホームページ制作を依頼する立場に立った時に、どのようにすれば自身の求めるホームページが完成するかを念頭に、ホームページ制作会社の選び方について紹介いたしました。
弊社もBtoBを中心に驚きのクオリティを提供できるよう、日々ホームページ制作に邁進しており、おかげさまで多くのクライアント様に評価いただいております。
作って終わりではない、成果にこだわった戦略的なご提案をご提供できます。ホームページ制作でお困りの際は、弊社キャンバスまでぜひお気軽にお声がけください。