【初級編】ランディングページ 基礎知識とポイント
ランディングページとは、広告などをクリックした際に到着する最初のページのことです。略してLP(エルピー)とも呼ばれます。アピールしたい商品・サービスの訴求を行い、成約まで完結させることを狙います。売上アップに直結する重要な役割を果たすのが、ランディングページです。この記事ではランディングページの基礎知識をポイントご紹介します。
目次
ランディングページ(LP)とは?
ランディングページとはWebサイトで最初にたどり着くページ(リンク先ページ)のことで、一般的には広告をクリックすると表示される、1枚の縦に長いWebページを指します。ランディング(Landing)は「着地」という意味からこう呼ばれています。「ランディングページ=広告をクリックしたユーザーが着地する先のWebページ」とイメージすると理解しやすいでしょう。
GoogleやYahoo!の広告をクリックすると、企業サイトではない別の商品・サービス専用の1枚のWebページに遷移します。これがランディングページです。ネット広告や自然検索のユーザーに対して商品の魅力を伝え、注文や申し込み、問い合わせ、資料請求などの成約に直接結びつけるための専用ページです。
ランディングページでは、アピールしたい商品・サービスの訴求を行い、コンバージョン(購入・申し込み・資料請求などのアクション)を促します。ランディングページの出来次第で売り上げや顧客を増やことも減らすこともあるためとても重要なページになります。公開後もページ内容や紐付けるWeb広告の改善を繰り返して運用していくことから、マーケティングの手法として用いられることの多いページです。
企業サイトじゃダメ?
企業サイトは、会社概要を見たい人や採用情報を見たい人など、さまざまなニーズを持ったユーザに幅広く答えられるページでなくてはならない分、商品購入・サービスお申し込みにスムーズにつなげることが難しく、リスティング広告やバナー広告のリンク先としては非常にもったいないのです。そのため、ランディングページを作成することはマーケティング戦略で重要な施策となります。
ランディングページ3つの特徴
画像など多く使用している
ランディングページはデザインに制限がありません。商品やサービスに関する必要十分な説明をするためには、どうしてもテキストの量は多くなります。テキスト疲れによる離脱を防ぐために、ランディングページには写真やイラストなどが多用されます。
無駄なリンクは置かない
ランディングページは通常の企業サイトなどと違い、商品・サービスへの資料請求やお問い合わせ(注文や申し込み)など1つの目的が決まっています。そのため、途中で他のページで詳細を案内したり、別の記事などへ誘導することはありません。成約ページ以外への導線を減らしてユーザーの離脱することを極力防ぎます。
縦に長いページ
ランディングページは、商品やサービスを売るためのセールストークを表現します。一般的な販売ページであれば、「商品説明」「FAQ」「利用者の声」などはそれぞれ個別のページとして作成されることが多いですが、ランディングページは上述の通りページの分割を避けるため、それらの項目をすべて1ページ内に収めることになります。その結果、情報量が多くなり縦に長くスクロール量の多いページになるのです。
ランディングページのポイント
1ページに集約されている
ランディングページは1ページで商品の訴求を完結するため、ユーザーは他のページまで情報を探し回る必要がありません。1ページで商品に関する情報がすべて手に入るように作られています。また余分な情報を省いて、最低限の情報で構成することが可能です。そのため、ユーザーの「この商品を買いたい!」という気持ちを永続的に持ち続け、申し込みや問い合わせに結びつけられます。
ストーリー性のある情報提供
通販番組をイメージしてください。
- 悩みに共感
- 悩みを解消できる商品紹介
- 商品によって得られる未来(ベネフィット)
- 購入をうながすメッセージ
上記の順番で語ることで、ユーザーの気持ちを盛り上げて問い合わせ(購入)とつなげていきます。企業ページでは一定のレイアウトルールが存在し、セールスに理想的な順番で情報を提供できないため気持ちが盛り上がらず商品の魅力が伝わりにくくなります。ランディングページでは制作側が届けたい理想の順番で情報を提供できます。
スマホ対応必須
スマホの所有率は年々上がり、スマホで気軽に買い物を楽しむ生活が浸透してきました。そのためランディングページを作成する際には、スマホで情報を見やすく、成約につながるボタンをタップしやすいレイアウトやデザインが必須です。
サービスやターゲット層によって、パソコンでの閲覧を重視することもあるかもしれませんが、スマホでの見やすさ・使いやすさを無視したランディングページでは、ユーザーのストレスとなり成約のチャンスを失ってしまいます。設計の時点でしっかりと検討しましょう。
公開後は検証・改善が重要
ランディングページは広告によってリンク先を変更し、広告内容に合わせた訴求が可能です。検索結果やWeb広告、SNSといった流入経路ごとにメッセージを入れたり、文章を入れ替えたりすることもできます。
成約率はどの広告が高い?成約率が高いどのターゲットか?反響がいいキャンペーンは?といった成果を計測しやすいため、分析・改善に非常に役立ちます。ランディングページは公開してからの検証と改善が大切です。公開後に一定のアクセスデータが集まってから、流入経路や成約率といった様々なデータを検証します。検証から改善点を見つけ出し、それを元にランディングページの修正や流入経路であるWeb広告の調整をしましょう。
まとめ
ランディングページは、問い合わせ(商談)獲得に特化したページです。そのために、ユーザーを離脱させない・判断に必要十分な情報を提示する・自然に読み進められるストーリーを作る3つの要素がランディングページの基本として必要になります。しかし、ランディングページ単体だけではなく、想定するキーワード、広告文や広告バナー、最終決済ページなど、あらゆるすべての関連要素を総合的に考えていく必要があります。検証と改善を繰り返し、より効果の出るページに最適化していくことが重要です。
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