「もうイベント展示会、出展しても大丈夫?」コロナ禍の開始と今でBtoB企業向け展示会はどう変わったのか。展示会主催者227人に意識の変化を聞いた

2022.05.31
「もうイベント展示会、出展しても大丈夫?」コロナ禍の開始と今でBtoB企業向け展示会はどう変わったのか。展示会主催者227人に意識の変化を聞いた

2020年に新型コロナウイルスが日本国内に蔓延し始めてから、はや2年が経ちました。何もわからなかった当時よりもだいぶデータも集まり、2022年6月から外国人観光客の受け入れを開始すると岸田総理大臣も表明しました。

これから暑い季節を迎える前に、屋外での脱マスクのルール改正も進んでいます。そうなってくると、我々ビジネスマンにとって気になるのはイベント展示会の開催を今後どうしていくかという部分です。

新型コロナ前は、BtoB企業にとって東京ビックサイトや幕張メッセで行われる展示会は貴重な新規商談獲得の場でした。

2年前はちょうど新型コロナが蔓延し始めたことで、出展を停止したりオンライン展示会に切り替えたりと対応を迫られましたが、あれから2年、BtoB企業向けの展示会に出展していた企業は今、展示会出展に対してどのような対応、対策をしているのでしょうか。

今回は新型コロナが蔓延し始めた2020年と2022年現在でどのような意識の変化が起こっているのか、BtoB企業向け展示会主催者227人を対象にアンケートを行いました。

2020年に新型コロナが蔓延し始めた時の展示会出展状況

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まず2020年1月以降、2年前に新型コロナが拡大を始めたころに、イベント展示会で新規商談の場を得ていたBtoB企業がどのような行動を取ったのかをみていきましょう。

「オンラインのみ」と「リアルとオンラインハイブリット」を足した、オンラインで展示会を出展したBtoB企業は51.6%となり、約半数を超えていました。

対して「出展を控えた」BtoB企業は26.9%。まだ当時は未知のウイルスであった新型コロナに対して、先が読めないので出展を取りやめるなど、苦渋の選択をした企業も多かったようです。

あれから2年たった今、2022年のBtoB企業向けイベント展示会の出展方法はどのように変化したのでしょうか。次に2022年現在、BtoB企業が展示会にどのような形態で出展しているかを見てみましょう。

2022年以降にBtoBの企業向け展示会をどのような形態で出展したか

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リアル展示会のみを出展しているBtoB企業は11.9%から10.6%に減少していますが、約1%の差なのでほぼ変わっていないと見てよいかと思います。

また、「オンラインのみ」と「リアルとオンラインハイブリット」を足した、オンラインで展示会を出展したBtoB企業も2年前とほぼ変わらず、51.1%となりました。

しかし、この内訳に変化があり、オンライン展示会のみを出展している企業が20.3%から15.9%と約5%減少。代わりに、リアルとオンラインのハイブリットで展示会を出展している企業は31.3%から35.2%と、約4%増加しています。

このことから、2年前の新型コロナが蔓延し始めた時よりもリアルのイベント展示会を行う機会は回復しつつも、オンラインに切り替えた展示会会場はそのまま使い続けているという行動変化がアンケート結果より浮き彫りとなりました。

2022年は現状、折り返し地点に差しかかったところなので、これから展示会に参加するBtoB企業も多く存在します。グラフにある「出展を検討している」に15.9%の回答者がいることを考慮すると、2020年に比べてだいぶ、BtoB企業向け展示会は活性化してきてると考えてよいでしょう。

オンライン展示会にシフトしつつも、新型コロナ蔓延前の活気を取り戻しつつあるイベント展示会事情ですが、出展方法を「オンライン展示会」に切り替えた、もしくは追加した場合に満足度はどうなのでしょうか。

展示会をオンライン型にした際に満足した結果は得られたか

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オンライン展示会を出展したBtoB企業113社に聞いたところ、展示会をオンラインにして「満足な結果が得られた」と回答したのが66.4%。対して、不満があると答えたのが24.8%となり、3人に2人はオンライン展示会のパフォーマンスに満足しているという回答が得られました。

なお、「満足だった」回答者の満足した点を一部抜粋したのが以下の内容となります。

<<「満足だった」回答者の満足した点>>

  • リアルでやった時と同じくらい効果がある
  • 普段参加できない人に参加してもらえる
  • ステークホルダーに対して情報発信できた
  • 遠隔地の人も参加しやすい
  • コストが抑えれたこと
  • リアルタイムではないのでリアル出展より来場者が増えた


  • 2020年当初には、致し方なくオンライン展示会に切り替えざるを得ませんでしたが、実際に展示会をオンラインにしてみるとオンラインならではの良さも発見でき、リアル展示会を出展可能になった今でもオンライン展示会を出展し続けるというBtoB企業も多いようです。

    それでは、実際にオンラインで展示会を出展しようとした場合に、いったいどのように展示会会場を用意しているのでしょうか。次に、オンライン展示会会場をどういった手段で手配したのかについて聞いてみました。

    オンライン展示会会場をどのような手段で出展したか

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    2020年から2022年で展示会を出展するための手段について、「自社で作成した(45.9%)」よりも「制作会社に依頼した(56.4%)」方が約10%ほど割合として上回る結果となりました。次いで「既存の展示会プラットフォームを利用した(30.1%)」が続きます。

    3年間における結果なので、初年度は自社で作成したが翌年からはプロの制作会社に依頼した、というケースもあるかもしれません。自社で展示会会場を作成した企業が45.9%もあるのは驚きですが、半分以上のBtoB企業は展示会会場の制作をアウトソースした経験があるという結果がアンケートによりわかりました。

    それでは展示会会場の制作をアウトソースする場合に、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

    オンラインで展示会に出展するためにどれくらいの費用がかかったか

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    オンラインでBtoBの企業向け展示会を出展するためにかかった費用として一番多かったのが101万円~200万円で全体の27.1%。次いで51万円~100万円が多く18%。200万円以上かかったケースは全体の27%に留まりました。

    新型コロナが蔓延し始めた2020年頃と2022年今現在の状況の変化について

    以下、新型コロナが蔓延し始めた2020年頃と2022年今現在の状況の変化について、有効な回答が得られたので一部、下記に紹介します。

    <<回答者のコメント>>

  • 2020年はほとんどリードが集まらなかったが、今年はたくさん集まった
  • 再出展に向けて参加企業数や入場者数、客先がどう考えているかをリサーチしている状態
  • 経費はかなり低くなった
  • 集客率は上がるが、商談取得率は下がった
  • 明らかに今の方が動きが活発で出展数も多くなり活気が戻りつつある
  • 新型コロナが落ち着いてはきたが、新型コロナ前と比べた来場者は2割程度は減っていると感じる
  • 試験的な出展から、効果を意識した内容になった


  • リアル展示会だと人的リソースコストや会場設営費用がかかるところを、オンライン展示会だと場所を選ばずネットで完結でき、かつ費用面でも抑えられることもあるのも人気の理由の一つとなっているようです。

    もちろん予算と人的リソースに余裕があれば、リアル展示会とオンライン展示会のハイブリッドで行うことで、さらなる集客効果を生み出すことも可能です。

    展示会に出展するBtoB企業の50%以上が展示会会場をオンライン化

    今回の調査により、展示会に出展するBtoB企業の50%以上が展示会会場をオンライン化しているという現実が浮き彫りになりました。

    実際に展示会会場をオンラインした企業の66%は展示会のオンライン化に満足しています。その理由はアナログだった名刺の収集をオンラインに切り替えることにより、場所を選ばずに低コストで費用対効果の高いリードの獲得が可能となるからに他なりません。

    もし、まだオンライン展示会で展開したことないという場合は、ぜひこの機会にオンラインでの展示会出展を検討されてみてはいかがでしょうか。

    オンライン展示会に出展するなら「ウエブ展」がおすすめ

    「さっそく展示会をオンラインで出展してみたい!」と思っても、今回のアンケート結果でもあった通り、自社で制作ができないという企業も多く存在します。

    そんなときにおすすめなのが、オンラインでしっかりリードが獲得できて、カスタマイズにも対応したワンストップオンライン展示会サイト作成サービス「ウエブ展」です。

    >> 「ウエブ展」の公式ページをみる

    ウエブ展はオンライン展示会会場サイトを制作するのに特化しているサービスで、常設はもちろん、1日だけや1週間などの利用も自由に設定可能です。目的や予算に合わせたプランニングも用意してあるので、これからオンライン展示会の構築を検討している場合は以下のバナーをクリックしてからまずは相談してみてください。

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    アンケートの集計結果についてはこれで以上となります。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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