InstagramのARエフェクトを活用してプロモーションに差をつける!

2023.02.13
InstagramのARエフェクトを活用してプロモーションに差をつける!

弊社は、これまで多くのクライアント様の企業課題に対して、それぞれ最適な形で体験型デジタルコンテンツを提供し課題の解決をしてまいりした。
参考:過去制作実績

昨今、SNSを活用したマーケティングも伸びてきて、その中でも、圧倒的なアクティブユーザー数を誇るSNS、InstagramのARエフェクト(インスタ アプリ内のエフェクト機能、フィルター機能)を使ったマーケティング施策に取り組む企業が増えてきています。

本記事では、インスタグラムのARエフェクトを使ったプロモーションの強みや、他企業と自社のプロモーションの事例を交えてご紹介していきます。




そもそもARとは?

2019年から、Meta社ではオリジナルのARエフェクトを誰でも作れる開発環境「Meta Spark (旧 Spark AR)」を公開し、一般のユーザーでも手軽に作るようになったのをきっかけにARエフェクトが広がりました。

そもそもARというのは、「Augmented Reality(アグメンティッド・リアリティ)」の略称で日本語では「拡張現実」と言います。簡単に言うとバーチャルな仮想世界を現実世界に重ねて表示させるということになります。

分かりやすい身近な例ですと、世界中で爆発的に人気が出たスマートフォン向けアプリ『Pokémon GO』のARモードです。
スマートフォンのカメラを通して現実世界をかざすと、ポケモンがあたかも実際の世界にいるかのように出現させることができるのが特徴です。

インスタグラムのアプリ内ではスマートフォンのカメラを通して、現実世界の空間や物質、人間の顔を認識して見ている画面上にリアルタイムでエフェクトをかけることができたり、特定のポスターや製品パッケージなどをマーカーとして設定できるマーカー認識型のエフェクトもあります。

Instagram ARエフェクトの活用メリット

現在、インスタグラムのARエフェクト以外にもARのサービスを展開している企業があります。
では、なぜ今インスタグラムのARエフェクトを使ったマーケティング施策が増えてきているのか。
考えられる理由として以下の3つの特徴が大きいのではないでしょうか。

■ユーザーの体験ハードルが低い

前述の通り、全世界で多くのユーザーがインスタグラムのアプリを利用し、日本国内でも月間アクティブユーザー数は、3,300万人(2019年6月)いるようです。
日本人の人口数が1億2477万人 (2023年1月現在)なので、割合でいうと約26%。
つまり日本人の4人に1人が使っていることになります。

せっかくARエフェクトを作っても、ユーザーがまた新たにアプリをダウンロードしなくてはいけなかったり、製品を買わなければいけないと体験するハードルがかなり上がります。

なので、既に多くのユーザーがアプリをインストールしている状態というのは、ユーザーにとってARエフェクトを使うというハードルがぐっと低くなるので、ARを活用したマーケティング施策をする上では「すでに普及しているプラットフォーム」を使わない手はないだろう。

■ 制作費や維持費がかからない

制作する側としてコストを抑えられることに越したことはないでしょう。
Meta社が公開している「Meta Spark」という専用の開発環境を使用すれば、オリジナルのARエフェクトが誰でも作成できます。

また、ARエフェクトを作成するにあたり選択肢として出てくるARアプリ、webARなどは、インスタグラムのARエフェクトとと違って、月額の利用料が発生することが多いです。そういった中では、ARエフェクトの制作コストを抑えて実施ができるのは魅力的です。

Instagram内での拡散性が高い

より多くの方にリーチ(認知)してもらえる可能性が高いのも、インスタグラムのARエフェクトを活用する魅力です。
ARエフェクトを作成し公開した後は、通常の写真や動画投稿のみならず、他にもStories (ストーリーズ)、Reels (リール)投稿、インスタライブ配信においてARエフェクトの利用ができるなど拡散性は非常に高いです。

また、どんなARエフェクトを使用したのか、というのもユーザーは知ることができるので、更に2次、3次的に拡散も促すことができるのも強みです。

ARエフェクトを活用した企業例

徐々に様々な企業がARを使ったマーケティングの施策を取り組み始めている理由は上記だけにとどまらず、これからのAR広告市場が伸びてきている背景も関係があると思います。

ドイツの世界最大級の調査会社「Statista」の調査によると、AR広告分野の売上は、2023年に43億米ドルに達すると予測しています。
この統計データからみても世界的にAR分野での広告はますます伸びてくることが伺えます。
出典:AR Advertising – Worldwide

このような傾向が世界的に見られる中、実際にどのように企業がInstagramのARエフェクトを活用したのか事例をいくつかご紹介します。
ここでは、
・ケンタッキー・フライド・チキン
・東京ガールズコレクション
・レンズダイレクト
の3つをご紹介します。

■ ケンタッキー・フライド・チキンのAR
こちらのARエフェクトは公開して間もなく大反響となった成功事例の1つになります。
特徴としては、内カメラと外カメラで2種類異なるARエフェクトをユーザーが楽しめる仕様となっています。

1つ目の内カメラでは、映ったユーザーの顔を認識してカーネル・サンダースになりきれるエフェクトになり、最大5人まで対応することができます。
2つ目の外カメラでは、カーネル・サンダースがカメラを向けた現実世界のどこにでも出現する仕様になっています。

■ 東京ガールズコレクションのAR
こちらのARエフェクトは、実際のイベントに参加できなかったユーザーに対しても効果的に行われた施策になります。
参加者、非参加者共にイベントの盛り上がりを更に高め、一体感を生みました。

レンズダイレクトのAR
最後に、カラーコンタクトレンズやメガネをオンラインで販売する会社「レンズダイレクト」のAR。
内カメラでユーザーの顔を認識すると、瞳の色が変わり、カラーコンタクトを擬似的に試着したように移すことができるARエフェクトとなります。

「新しいカラーコンタクトレンズの色を試してみたいけど、失敗はしたくない」
「カラーコンタクトレンズを初めて買ってみるけど」
というニーズにうまく応えられた施策だと思います。

自社制作したARエフェクト紹介

最後に弊社で実際に制作したARエフェクトの紹介になります。
1つ目は、JR名古屋タカシマヤ様主催のイベント「アジアフェア2021」開催に伴い、ARエフェクトをリリースいたしました。
全部で4つのARエフェクトを公開し、それぞれアジア各所を旅行する気分を味わうことができるARエフェクトとなります。

2つ目は、株式会社セントラルパーク様主催のイベント「セントラルパークハレの日キャンペーン」開催に伴い、限定ARエフェクトをリリースいたしました。
イベント会場内に設置されたおみくじ用の大型パネルを、インスタグラムのカメラで読み取ることで、限定のARフィルターが起動して「おみくじ結果」を撮影できるというもので、おみくじの結果はそのままインスタグラムに投稿してシェアすることも可能の仕様となっています。

まとめ

今回、インスタグラムのARエフェクトについて事例を交えて紹介しました。
ARというものがより私達の身近に存在するテクノロジーになり、使用用途も「拡張現実を楽しむ」以上に多岐にわたるようになりました。特にAR分野にて広告参入での市場の成長スピードは世界的にかなり速く、これからますますARを活用した宣伝やプロモーションが日本でも増えてくるでしょう。

日本人の4人に1人が使っているプラットフォームに向けて、ARを制作・配布ができるのであれば試さない手はないですね。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

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