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InstagramのARエフェクトは終了|代替AR施策と事例【2026】

2023.02.13

InstagramのARエフェクトは終了|代替AR施策と事例【2026】

【重要】InstagramのARエフェクト(第三者制作のフィルター機能)は、制作ツール「Meta Spark」の提供終了にともない2025年1月14日で利用できなくなりました。かつて多くの企業がプロモーションに活用したインスタのARフィルターは、現在は新規制作も公開もできません。

この記事では、Instagram ARエフェクト終了の経緯と当時の企業活用事例、そして2026年現在に選べる代替のAR施策(webAR・独自ARアプリ・他SNSのARツール)を、体験型デジタルコンテンツとしてARを開発してきたキャンバスラボが解説します。

執筆・編集:株式会社キャンバス「キャンバスラボ」編集チーム(2012年創業/AI活用支援・体験型デジタルコンテンツ開発・Webマーケティング支援 累計1500件超)

【2025年1月終了】Meta Spark終了でInstagramの第三者ARエフェクトは利用不可に

Meta社は2024年8月、ARエフェクト制作プラットフォーム「Meta Spark(旧 Spark AR)」の提供終了を発表し、2025年1月14日をもって第三者(企業・クリエイター)が制作したARエフェクトはInstagram・Facebook・Messenger上で利用できなくなりました。Meta Spark Studioへのログイン・新規制作も同日で終了しています。

ポイントを整理すると次のとおりです。

  • 企業・クリエイター制作のARエフェクトは公開済みのものも含めてすべて非表示になった
  • Meta社自身が提供するARエフェクトは引き続き利用可能
  • Meta社はスマートグラスなど次世代デバイスへ開発リソースを移行すると説明

つまり「インスタのARフィルターを作ってバズらせる」という施策はそのままの形では実施できません。ただし、AR施策そのものの有効性が失われたわけではなく、実施するプラットフォームを選び直す局面に入ったということです。ARのビジネス活用の全体像は「ARビジネス BtoB活用事例6選」で紹介しています。

そもそもARエフェクトとは

AR(Augmented Reality/拡張現実)は、バーチャルな映像や情報を現実世界に重ねて表示する技術です。スマートフォンのカメラを通して現実世界にポケモンが現れる『Pokémon GO』のARモードが身近な例です。

ARエフェクトはこの技術をカメラアプリ上で実現したもので、顔や空間を認識してリアルタイムに映像効果をかけたり、ポスターや製品パッケージをマーカーとして読み取って演出を起動させたりできます。ARを含むデジタルコンテンツの基礎は「デジタルコンテンツとは|特徴と活用事例を徹底解説」をご覧ください。

Instagram ARエフェクトが企業に選ばれていた3つの理由

終了したとはいえ、Instagram ARエフェクトが企業プロモーションで人気を集めた理由は、これからのAR施策を選ぶうえでもそのまま「チェックリスト」になります。

1. ユーザーの体験ハードルが低い

ユーザーがすでに使い慣れたアプリ内でARを体験できるため、新たなアプリのダウンロードが不要でした。「すでに普及しているプラットフォームの上で体験させる」ことは、AR施策の参加率を左右する最重要ポイントです。

2. 制作・維持コストを抑えられた

無料の開発環境が提供されていたため、配信基盤のコストをかけずにオリジナルARを公開できました。現在の代替手段を選ぶ際も、初期制作費とランニング費のバランスは必ず確認すべき項目です。体験型コンテンツの費用感は「体験型デジタルコンテンツの費用相場と導入事例【2026年版】」にまとめています。

3. SNS内での拡散性が高い

ストーリーズ・リール・ライブ配信で利用でき、「どのエフェクトを使ったか」が他のユーザーにも伝わるため、2次・3次の拡散が自然に生まれました。体験がそのままUGC(ユーザー投稿)になる設計は、代替施策でも再現したい要素です。SNS施策の基本は「SMO(ソーシャルメディア最適化)でやるべき8つのこと」をどうぞ。

Meta Spark時代の企業活用事例

当時どのような使われ方をしていたかは、今後のAR企画の参考になります。代表的な3つの事例を紹介します。

ケンタッキー・フライド・チキン

内カメラでは顔認識でカーネル・サンダースになりきれ(最大5人対応)、外カメラでは現実世界のどこにでもカーネル・サンダースを出現させられる、2種類のエフェクトを楽しめる仕様で大きな反響を呼びました。


東京ガールズコレクション

イベントに参加できなかったユーザーも会場の盛り上がりを共有できるARエフェクトを配信し、参加者・非参加者の一体感づくりに貢献しました。リアルイベントとARを掛け合わせる発想は現在も有効です(参考:「コロナ禍のオフラインイベント開催事例」)。

レンズダイレクト

顔認識で瞳の色が変わり、カラーコンタクトレンズを擬似試着できるエフェクトを提供。「買う前に試したい」というニーズにARで応えた好例です。

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キャンバスラボのARエフェクト制作事例

弊社もMeta Spark時代に企業向けARエフェクトを制作してきました。ここで培った企画・開発ノウハウは、現在のwebAR・独自ARアプリ開発にそのまま活きています。

1つ目は、JR名古屋タカシマヤ様主催のイベント「アジアフェア2021」にあわせてリリースした4種類のARエフェクトです。それぞれアジア各地を旅行する気分を味わえる演出としました。

JR名古屋タカシマヤ アジアフェア2021のARエフェクト

2つ目は、株式会社セントラルパーク様主催「セントラルパークハレの日キャンペーン」の限定ARエフェクトです。会場に設置されたおみくじ用の大型パネルをカメラで読み取ると限定ARフィルターが起動し、「おみくじ結果」を撮影してそのままSNSに投稿・シェアできる仕様としました。

セントラルパークハレの日キャンペーンの限定ARエフェクト

2026年に選べる代替AR施策3選

Instagram ARエフェクト終了後、企業がAR施策を実施する主な選択肢は次の3つです。AR広告市場自体は世界的に拡大が続くと予測されており(参考:Statista「AR Advertising – Worldwide」)、プラットフォームを選び直す価値は十分にあります。

1. webAR(アプリ不要・ブラウザで起動)

URLやQRコードからブラウザだけでARを起動できる方式です。アプリのダウンロードが不要なため、Instagram ARの強みだった「体験ハードルの低さ」を最も引き継ぎやすい選択肢です。店頭POP・パッケージ・イベント会場のポスターなど、オフライン起点の施策と相性が抜群です。

2. 独自ARアプリ・イベント向けAR体験

商業施設・博物館・展示会などでは、会場専用のAR体験を開発する方法があります。演出の自由度が最も高く、フォトスポットやスタンプラリーなど集客企画と組み合わせられます。事例は「選ばれる体験型デジタルコンテンツ4選」や「デジタル技術で博物館・美術館が変わる!デジタルミュージアム支援サービス」で紹介しています。

3. 他SNSのAR制作ツール(TikTok・Snapchat)

TikTokの「Effect House」やSnapchatの「Lens Studio」など、第三者がARエフェクトを制作・公開できるSNSプラットフォームは現在も存在します。ターゲット層が若年層中心であれば有力な選択肢です。自社の顧客層がどのSNSにいるかを見極めたうえで選定しましょう。

まとめ|「インスタAR」は終了、AR施策は次のステージへ

InstagramのARエフェクトはMeta Sparkの終了にともない2025年1月で幕を下ろしましたが、「アプリレスで体験させる」「体験がUGCになる」というAR施策の本質は、webARや独自AR体験に引き継がれています。むしろプラットフォームの制約がなくなったぶん、自社の顧客接点に最適化したAR設計ができる時代になったといえます。

株式会社キャンバス(キャンバスラボ)は2012年の創業以来、ARエフェクト・webAR・プロジェクションマッピングなど体験型デジタルコンテンツの企画開発を含め、累計1500件超の制作・支援実績があります。「Instagram ARの代わりに何をやればいいか」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

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最終更新日:2026年7月7日|株式会社キャンバス(キャンバスラボ)|2012年創業・支援実績 累計1500件超

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