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【初級編】Webサイト制作会社の選び方
2021.09.16

Webサイトを開設・リニューアルしたいけど、たくさん会社がありすぎて選べない。どうやって選べばいいんだろう?そうした声をよく聞くことがあります。Webサイト制作会社は日本各地に膨大な数が存在しています。価格やデザインの良し悪しの他に大事な判断基準のポイントがあります。
この記事では、長く信頼関係を築けるWebサイト制作会社の選び方や、比較するポイントを制作会社の視点でご紹介します。
目次
制作会社の検討前に準備すること

現在、新規で依頼先を探し数社をリストアップ中、もしくは概算費用も聞いて色々見比べている方もいるかもしれません。委託するWebサイト制作会社を調べるまえに、まずは自社がどんなWebサイトを作りたいのか、どんな成果を得たいのかを簡単にまとめておくことが必要です。分析が甘いと、必要のない部分にお金をかけることになったり、優秀なWebサイト制作会社に委託しても成果を得られない可能性もあります。
いきなりWebサイト制作会社の検討に移るまえに、どんなWebサイトを目指しているのかを決定し、準備を行いましょう。
Webサイト制作事前準備のポイント

Webサイト制作の目的
Webサイト制作の目的を決めます。誰をターゲットに、どのように、どのようなアクションをとって欲しいのか?また現在のWebサイト課題や改善したいなども併せて確認し、具体的に目的を定めておくと良いでしょう。また自社の強み、アピールしたいポイントも共有できるようにします。
Webサイト制作の納期
制作会社は同時にいくつもの制作を進行しているため、納期はとても大事なポイントになります。納期が短いと特急料金が発生してしまったり、制作会社から十分なクオリティで上がってこなくなったりしてしまいます。逆に全てを制作会社にゆだねるとゆっくりしたスケジュールを設定をします。急ぎでなくても納期は設定しましょう。
Webサイト制作の予算
制作会社の費用の殆どはスタッフの稼働時間によって決まることが多いです。
予算が低ければその予算の範囲内でいかに良いものを作るかを考えますし、予算が高ければ凝ったものやページ数の多いWebサイトの制作も可能となります。制作会社に予算を伝える場合、予算の幅を広くすると上限に近い金額で見積もりを出すこともあります。なるべく具体的に金額を伝えるようにしましょう。
Webサイト制作の目安期間

- 【目安として想定した制作内容】
- ■Webサイトの種類
企業サイトのリニューアル(ページ数は30ページ程度の小規模サイト) - ■制作方法
制作会社に外注(3社の制作会社に見積もり依頼予定)
Webサイトの制作には、大きく分けて2つのフェーズあります。下記のように、 準備を開始してからWebサイトを公開するまでには2~3ヶ月の期間が必要です。余裕を持って3ヶ月程度を想定しておくと、しっかりしたWebサイトが作成可能です。期間の幅はクライアント側の作業によって多少の変動が出るため「2〜3週間」と記載しています。
- 発注フェーズ :約2〜3週間
- 制作フェーズ :約1.5ヶ月〜2ヶ月
発注フェーズとは Webサイトを制作することが決まってから、実際に制作会社に発注するまでを言います。※クライアントの準備|制作会社会社に依頼する内容の取りまとめ・制作会社へ提供する資料の準備
制作フェーズは 制作会社への発注が決まってから、Webサイトが公開されるまでです。※クライアントの準備|制作過程で出てくる課題や確認事項のチェックを行う
制作したWebサイトが公開すれば終わりではなく、その後 運用フェーズが始まります。運用は、大きく分けて2つあります。
- 運営するための保守・メンテナンス
- 集客の武器に成長させるための改善
Webサイトの流れを考える際、 どうしても発注と制作だけに目が行きがちですが、運用も見据えて制作会社を選んだり、要件定義をするということが非常に重要になります。
Webサイト制作会社の得意分野

Webサイトの制作会社によって得意・不得意があります。その会社の得意分野を知ることも大事です。
デザインや機能に強みのある会社
集客に強い・デザインやブランディングに強い・システム開発に強いなど。デザインに強くない制作会社に頼むと、参考のサイトと同じデザインが上がってきてしまったりということがあります。見せ方やデザインにこだわりがある場合や、アニメーションや動きを多く取り入れたWebサイトにしたい場合はデザインに強い制作会社を探しましょう。
特定の分野に強い会社
特定の業界に特化・特定のサイトに特化・特定のCMSに特化など。特化した業界などがあればノウハウが蓄積されており安心感が強いです。たとえば、医療業界、ランディングページに強いなど自身の業界や目的に近い会社を選ぶことができます。
金額に強みがある会社
格安がうり。起業したばかりでとりあえずWebサイトが欲しいなどの場合、価格重視で選ぶこともあると思います。初期費用無料!といった格安をアピールした会社でも、実は運用費用が有料で何十万円もかかってしまったということもあるので必ず運用費用も確認が必要です。
バランスの取れた会社
デザイン、システムなどバランスの取れた制作会社も中にはあります。総合力が高い制作会社では、一定の品質を保てるようノウハウが蓄積・仕組み化されているため、業界業種に関係なく、一定のクオリティを保って納品してもらえることが期待できます。運用も含めて長いお付き合いを希望している場合は総合力に強みのある制作会社を探すと良いでしょう。
Webサイト制作会社を選ぶポイント

担当者との相性やコミュニケーション
意図を汲み取れない・専門用語を多用しない・提案がないなど、金額や実績などに関わらず「なんだかやりにくいな」という場合は注意しましょう。逆に、初回からしっかりヒアリング・売り込みだけでなくアドバイスをくれる担当者は良い担当者です。
同業他社の実績
集客や採用など同じ目的の実績があるかなど、制作会社の過去の実績もチェックしてお気に入りのデザインや自社に似たような会社の実績があれば、細かく制作会社へ質問してみましょう。
見積書・提案書を確認
自社のことをしっかり考えてくれいているか?希望通りの予算、スケジュールになっているかなど、確認してわからない部分は必ず確認しましょう。また、価格については運用費も確認が必要です。初期費用は安いが、運用費が高くつくというケースもあるので注意。
制作会社の規模や組織体制
予定のWebサイトが数100ページの制作で10名以下の制作会社や、数ページのサイトに100名を超える大きな制作会社だと単価が高なり見合わない可能性があります。一概にはいえませんが、規模を確認することも必要です。
制作会社の組織体制としてデザインからシステムまで内製している制作会社は、制作スタッフ間の連携が取りやすい環境で作業が行われていることが想像でき、安定した制作物を提供できる傾向があります。部分的に内製している制作会社の傾向として、デザインやシステムに特化してるので専門分野のクオリティは高いものとなります。
コンペ(相見積もり)する際の注意点
「本当に適正な価格なのか?」「もっと他にデザインのアイデアはないのか?」など、不安に思うことがあると思います。社内で総意を決める意味合いでコンペを実施、複数の会社に相見積もりする際の注意点は、見積りを依頼する準備を整える・スケジュールに余裕があるかが重要です。
RFP(提案依頼書)を準備する、スケジュールの余裕や様々な協議をする必要があるのでその分、時間も労力も取られますし、コンペを行う会社数が多いと依頼比較が大変になります、しっかりと事前に見積りを依頼する準備を整え3社程度から選ぶのがおすすめです。要件が定まらず見積り依頼の準備ができていない場合、見積もりや提案で大きく差が出てしまい結局選べないということもあります。
※RFP(提案依頼書)とは、システムに搭載したい機能や要件、解決したい課題などを記入する書類。発注する側の要件を書き記した書類という認識でも良いでしょう。
まとめ

今回の記事、Web制作会社の選び方については良い制作会社と良い制作ができるようにするという観点から解説させていただきました。事前準備・制作会社のタイプ・複数の選定ポイントの3点をしっかりチェックし貴社にとって良い制作会社を選びましょう。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。Webサイトは制作だけでは終わりません。制作だけでなく運用改善していくことが重要です。
ちなみに弊社はWebサイト制作の全工程を内製化し、従業員数約50名の中規模企業から大規模なWebサイト制作経験もあり、DXやWebなどデジタル領域にて12のサービスを展開している会社です。ぜひ候補の1つとしてもご検討ください。ご興味のある方は下のボタンから弊社の事例をご覧くださいませ。
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