仕事力は覚悟力。他者に依存しない自分自身のコミットが仕事で結果を生む
「何度おなじミスをすれば気が済むんだ!」
「指示したことが全然できてない。やり直し!」
ああ、もう家に帰りたい。仕事したくない。なんて、上司に怒られて帰りたくなっているそこのあなた。なんで他の人は職場でうまく立ち回ってるのに、自分ばかり怒られるんだろう、なんていやになっていませんか?
ふと目を向ければさっさと仕事を終えて、プライベートも楽しそうな同僚。かたや自分は居残り残業。同じ人間なのに、どうしてあの人と私はこんなに違うのか。
ちょっと待ってください。
たぶん、違いってそんなにないんじゃないかと思います。ソフトバンクの孫さんだって、サントリーの創業者の鳥井さんだって、同じ人間だし、1日は同じ24時間です。
じゃあ、何が違うのかというと頭の中です。もっというと、考え方。つまり、考え方や意識が変われば、あなたは上司からも怒られなくなります。
今回は全国の上司に怒られて今すぐ仕事から逃げ出したいあなたへ捧ぐ、覚悟を持って仕事に臨むことで今後、劇的に仕事が捗るようになる方法を紹介します。
目次
仕事ができる人とできない人の差は何か
仕事ができる人と仕事が出来ない人はいったい何が違うのでしょうか。
細かく挙げればいっぱいあります。行動力があるとか、コミュニケーション能力が高いとか、清潔感があって身だしなみに気を使ってる云々…。
そんな当たり前の情報が知りたい人はググってください。検索すればいっぱい情報が出てきますので。
今回は本質的なことを1つだけ言います。
それは、セルフマネジメントが出来ているかどうか、です。
セルフマネジメントは直訳すると自己管理とも言い換えられますが、言葉のうわっつらだけの薄い話ではありません。
極論を言ってしまうと、「あなたは今、なぜその仕事をしているのですか?」という問いに即答できるかどうか、です。
人間は目的がないと行動できない生き物です。この答えが「生活のため」とか「お金のため」という場合は注意が必要です。
目標が決まってない場合は、到達地点がないために、目の前の仕事もおろそかになってしまいます。
仕事は「言われたからやる」「指示されたからやる」というスタンスだと良い成果物は生み出せません。その仕事がなぜ必要なのか、その仕事をこなすとどうなるのか、の未来がわかっていて、初めて良い仕事ができます。
「だから私はこの仕事をやっている」という自分自身で意思決定ができておらず、ただ流されてしまっている場合は、まず自分の一番大事な大きい目標を決めましょう。
その目標を落とし込んだ結果、目の前の仕事があるのです。
自分の目標にとって必要な仕事であれば、放っておくわけには行きませんし、丁寧にこなさなければいけないはずです。
しかし、「言われたから仕方なくやっている」「自分の仕事ではない」「会社に必要な仕事の一部」でしかないのであれば、きっと今後も上司から怒られ続けるでしょう。
今一度、今やってる仕事があなたにとって、なんのためなのかをじっくり考えてみてください。その答えが明確に出せるのであれば、上司に怒られなくなる、もしくは、怒られようが怒られまいが関係なくなるはずです。
言われたことしかできない人は今後消えていく
「世の中はどんどん便利なってるはずなのに、自分の生活は全然ゆたかになってない。」「むしろますますキツくなってきている」「こんなに一生懸命働いているのに報われない。」なんて感じたことはありませんか?
残念な事実を先に言います。
もし、そのように感じているのであれば、今後、その感覚はさらに加速していくでしょう。
昨今、貧富の差が広がっていることが問題になっていますが、世の中が資本主義である以上、この流れは止められません。
そして、貧富の差が広がってくると、次に起こるのが能力の二極化です。できる人にはさらに高額な仕事が集中して、出来ない人はさらに低単価の仕事が集中するようになっていきます。
目の前の材料を自分で考えて決められる人が生き残る
少し話題を変えて、オックスフォード大学の論文で論じられている、AI(人口知能)が将来、売奪うことでなくなる仕事、生き残る仕事についてみてみましょう。
95%以上の確率でなくなると言われてる仕事を一部、以下に抜粋しました。
この辺りの仕事は誰でも出来る半面、AIが発達したら人材が必要なくなると予測されています。
逆に仕事としてなくなる確率が1%以下だと予想されている仕事を一部、以下に抜粋しました。
上記のような、対話のコミュニケーションが必要だったり、専門性の高い仕事は将来もなくなる確率は低いと言われています。
全文についてはこちらのリンクからご確認ください。
ここで上記の事例を挙げたのは、なにもAIに取られない仕事探しをしましょうと言いたいわけでありません。
ポイントになるのは、「今後、自分で判断して決めていくことが出来ない人材は必要なくなっていく」という未来が近づいてきているということです。
上記の「今後AIに仕事を奪われて消えていくと思われる職種」にかかわらず、自分で決めて自分で判断して、自分で行動できない人材の価値は加速度的に下がっていくでしょう。
もし、今回お伝えしたお話で危機感を覚えた場合は、今すぐにでも少しずつ、セルフマネジメントができるように意識を変えていく必要があります。
仕事を上手にこなしていけるようになるために
「でも、現状をそんなに劇的に変えることなんて自分には難しそう…。」
と思うかもしれません。
「目標を決めろと言われたって今まで考えたことないし…。」
と感じてしまうかもしれません。
今すぐ変わることは難しいかもしれませんが、少しずつ意識を変えていくことは出来ますし、練習することで出来るようになっていくことは可能です。
例えば、「今すぐ100キロのダンベルを持ち上げろ」と言われたら不可能かもしれません。しかし、少しずつ筋トレをして50キロ、60キロ、70キロ・・・と段階を踏んでいくことで、筋肉を鍛えればやがて100キロのダンベルも持ち上げられるようになります。
同じように、仕事でも、しっかり仕事をこなすための「筋肉」を鍛えることで、今はできないこともやがて出来るようになります。
仕事で必要な「筋肉」にあたるものが「意識」または「仕事に取り組む姿勢」となります。
なぜ、目の前の仕事がいつも終わらないか、または低いクオリティしか出せないのかというと、覚悟が足りてないからです。
逆に問いますが、もしも、
「この仕事が時間内に終わらなかったら一生奴隷になってね。」
と言われたら・・・・おそらく今より必死になりますし、もっとよいクオリティで提出することはできますよね。
「今よりも1%でも良い仕事をする。」という意識で取り組めば、1%良くなる積み重ねで、やがては300%、400%、500%と、もっと良い仕事ができるようになります。
逆に「自分はこの程度しかできない。」「これが限界だ」と前回よりも8割、9割のクオリティで妥協してしまうと、あなたの能力はどんどん錆びていき、クオリティも下がっていきます。
「今よりも少しでも良いもの」を意識して仕事に取り組んでみてください。少しでよいです。この「少し」がプラスの方向に向かっていれば、将来的にあなたの仕事のクオリティは劇的に良くなります。
ぜひ意識してみてください。
仕事で結果を出す簡単な方法
今回は、いつも仕事に追われて仕事が片付かずに溜息をついているあなたに向けて、今後の仕事の質が良くなり上司に怒られなくなるための方法を紹介しました。
最後に、つまらない仕事を楽しくする簡単な方法を紹介して締めたいと思います。
なぜ仕事がつまらない、早く終わらせたいと感じてしまうかというと、結果がでてないからです。逆を言うと、仕事で結果を出せば楽しくなります。楽しくなればさらに仕事が捗るります。
昔、学生のころに勉強をしたく無さすぎて、うだうだ時間を過ごしてしまったことはないですか?でも勉強をいざやり始めたらノッてきて時間を忘れて没頭してしまったり。
仕事も意外とそんなもので、自分でイヤだと思うほど嫌なものではないです。なので、重要なのはいかにいかに出だしをスムーズに行動するか。
感情が動く前に、やらなきゃいけないことはさっさとやってしまうと、思ったよりもサクサク仕事も進んで結果も出やすくなります。
「自分には無理だ!」
と感じる仕事も、やってみたら案外出来たりするものです。あなたにできない仕事はこの世に存在しません。誰か、過去に出来た人がいるのであれば、まだ、ただ単にあなたがやってないだけです。
「やってみなはれ。やらなわからしまへんで。」
サントリーの創業者の鳥井さんだって、最初に売り出した国産ウイスキーはほとんど売れませんでした。でも10年近くかかって日本初の国産ウイスキーをヒットさせて今の規模まで大きくなりました。
そんな鳥井さんもこう言っています。
「やってみなはれ。やらなわからしまへんで。」
参考:https://keiei.proweb.jp/column/remark/1/1167/1564/
他人や環境はどう頑張っても変わりません。でも、あなたが変われば世界が変わります。せっかく同じ仕事をするのであれば、結果を出して楽しく、覚悟を持って仕事に臨みましょう。
きっと半年、一年後くらいには違う景色が目の前に広がっているはずです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。